2007年10月22日

Like Raikkonen

F1グランプリのチャンピオン争いで、大逆転劇が起こった。最終戦のブラジルグランプリ(10/21決勝)で勝利したキミ・ライコネン(フェラーリ・フィンランド)が、新人で初のチャンピオンか!と注目されたルイス・ハミルトン(イギリス)と、2年連続チャンピオンのフェルナンド・アロンソ(スペイン)のマクラーレン勢を逆転してチャンピオンを獲得したのである。しかもチャンピオン争いの基準となる入賞ポイントが最大で26点離れていたのを最後の最後でひっくり返して達成したのだ。
こんな逆転劇は、F1ではもちろん初めてだろうが、スポーツ界でもかつてプロ野球で巨人が最大11.5ゲーム差を追い抜いて優勝した、1996年の「メークミラクル」があった位ではないだろうか。

ライコネンがチャンピオンを獲得する為には、次の(1)(2)のどちらかの結果でなければならなかった。
(1)ライコネンが優勝の場合、「ハミルトンが6位以下」かつ「アロンソが3位以下」
(2)ライコネンが2位の場合、「ハミルトンが8位以下」かつ「アロンソが5位以下」
3位以下ではチャンピオンになれないと言う厳しい条件下で、(1)の結果が出て成し遂げられた逆転劇だった。
彼の勝因は、チャンピオンの夢をあきらめなかった事と、自分達が出来る事・なすべき事を最大限に実行し切り、更にライバル達にプレッシャーをかけ続けた点にあると思う。
ブラジルグランプリ前の彼の環境は、大目標の達成が厳しそうに見える点では現在のFC岐阜の順位とも似ている部分がある。しかし彼の結果からFC岐阜がJ2昇格へ向け学ぶべき点は多いと思う。それは、試合の勝利という「人事」を尽くして、上位チームにプレッシャーを与え、その動向つまり「天命」を待つ事である。
前節で7位に転落した段階で「監督とGMの責任を問え」とか「もうJ2昇格は出来ないのか?」という声もあった。その人達にこの記事のタイトルを捧げたいと思う。

なお、タイトルのライコネンのスペルの内、「a」と「o」にはウムラウト(アルファベットの上に付く2つの点)が付きます。詳しくは、こちらを参照願います。