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4/13(日) 栃木SC戦 試合前コメント

大島 康明 監督
― 奈良戦の振り返りをお願いします
「全体でいうと内容はある程度伴ったが、勝点3がどちらに転ぶか分からない展開だったと思います。
最初の段階で自分たちが決めておけば勝点3に近づけましたが、その中でチームが崩れずにしっかりとした内容で勝点1を取ったという印象です」

― 土台、スタートラインが生まれた試合だったのでは
「松本戦、奈良戦の2試合で自分たちがやろうとしているフレームができたという印象で、そこに肉がついていかないといけない。結果、内容、個人・チームの成長という肉がしっかりと付くようにもっていきたいです」

― 得点の取り方が良かったと感じたが
「相手がハイラインでラインを上げてきた瞬間に奥に入れて、展開して、というゴールで、意図的に取れた得点だと思います。
選手たちのピッチ内の判断が揃うようになってきました。選手たちがやっていることで、『やらされている』からの変化が躍動感に繋がっていると思います」

― 失点の仕方についてはどう解釈しているか
「松本戦の危なかったシーンも含めて、相手をはめている状態で逃げられた次のフェーズで失点してしまっています。
奈良の選手には高いパフォーマンスを出されたと思っていますが、自分たちの強みとしてプレッシングには行きますし、剝がされた時にどのように対応するかをここ2週間で取り組んでいます。
自分たちが剝がされて疑似カウンターのような、それをやられるからプレッシングに行かないということは無いので、そこで剝がされた時にどうやって失点しないようにするか、トレーニングを行っています」

― ゲーム内容は上向いているが、順位を含めて現状をどのように感じているか
「上がっていかなければならないと思います。この内容でこの順位というのが少し腑に落ちないと、選手たちも感じています。そこは勝ち取って行かなければいけないですし、シーズンが半分終わるまでには上を目指せる位置にいかなければならないので、その取っ掛かりを掴んで、勝点3を取る自信をつけていきたいです」

― 栃木SC戦に向けて
「栃木は守り切る能力があるチームなので、自分たちが先に失点しないということが大事で、前節も先制されているので、しっかりゲームに入れればと思います。
このホーム2試合で右肩上がりの波をしっかりと捉えたいです」

― ここまで指揮をとってきて感じることは
「シンプルなサッカーの方が、最初のころは勝点を積める印象がありますが、それだと最後に吸収されてしまうのがJ3リーグだと思っています。僕自身、初めての選手たち、初めてのクラブという状態で、初期段階でこれくらいの時間がかかるのかという印象です。
今は花が咲かないのであれば根を伸ばすしかない。その根がしっかり張れば、次の花が咲きますので、そこを信じてやっていきます」

 

大串 昇平 選手
― 前節、奈良戦を振り返ってどんなゲームだったか
「自分たちのやりたいビルドアップの部分は上手く出来ていたと思います。
最後のラストパスや決めきる部分の質がまだまだ低かったですし、前からプレスに行って剝がされた後のワンチャンスを決められてしまいました。自分たちが決めきれなかったり、ワンチャンスをものにされるということで、難しい展開になってしまったと思います」

― 失点した後のメンタリティは改善しているように見えるが
「失点した後でも、自分たちが一点取ればということもありますし、失点に対してネガティブになることは減っていて、そこから自分たちで持ち直せる力が段々ついてきて、改善していると思います。
失点した後にコミュニケーションを取るであったり、個人個人で持ち直すということではなく、チーム全体で鼓舞し合うことが出来ていると感じています」

― 出番が増えてきている。ルーキーという立場だが、やれている実感はあるか
「全く通用しないとは思っていないです。出場させてもらえる機会が多くなってきていて、監督にもどんどん使ってもらえる選手になっていきたいです。
結果であったり、ディフェンスの選手なので無失点であったり、そういう細かいところにこだわりを持って、ルーキーという立ち位置は関係なく、どんどん自分の良さを出していきたいと思います」

― チームは復調傾向にあるが、チームの状況をどのように感じているか
「自分たちのスタイルはチーム内にも浸透してきて、良さを出せてきています。あとは得点のところが自分たちには足りないと思っているので、最後の質の部分をこだわっていきたいです。また、毎試合で失点しているのは後ろの責任だと感じています。順位は下の方にいますが、自分たちは上がっていくだけなので、得点・失点にこだわりを持ってやっていけば、必然と順位はついてくると思います」

― 次の試合に向けての個人的なテーマは
「まだまだ守備のポジショニングや対人のところが課題だと思っているので、そういうところをセンターバック・ボランチ・サイドハーフの選手とコミュニケーションを意識するのと、同じポジションの選手に自分のポジションの取り方を聞いて、色んなことを吸収しながら週末に向けて準備をしていきたいです」

― 栃木SC戦に向けての意気込みは
「まずは無失点。失点が毎試合続いているので、そこはディフェンスの選手としてこだわっていきたいです」