▪石丸清隆監督
　【試合総括】
「チームとして試合に向かうエネルギーが出せるようになってきて、実りあるゲームだったと思います。昨日の台風の影響でスムーズにこちらに来られなかったのですが、それを乗り越えてタフにプレーしてくれました。ゲームは自分たちで難しい状況を作ってしまい、カウンターを受けるシーンが前半にあったので、そのあたりは全体で共有したいと思います。
相手が前からプレッシャーに来ることも少なかったと感じていますが、押し込んだ時にしっかりクオリティーを発揮しないといけませんので、まずは順位などではなく、サッカーの目線をそろえて次のステージに上がっていきたいと思います。
ケガをしていた選手が復帰したり、コンディションがそろっていない状況の中ですが、試合は来るのでコンディションをゲームの中で作っていく必要があると感じています。スタートの選手も交代選手も、その中で歯を食いしばってやっていけるように取り組んでいきたいです。
今までであれば下を向いたり諦めてしまうような場面でも、最後まで戦うという姿勢が芽生えつつあるので、諦めず戦うところをチームとして取り組みたいです」

－暫定１７位になりましたが
「今はチームとしてグラウンドに立つ姿勢や最低限の部分に取り組んでいて、それが芽生えてきて隙が少なくなってきた部分も出てきました。まだやらないといけないことがたくさんあり、練習や目の前の試合に対して、いかに100パーセントの勝つ準備やメンタリティーを作っていくかに取り組んでいますので、まだ順位には気が回っていない状況です」

－泉澤選手や西谷選手の両ワイドの選手の評価はどうか
「今日は『ポジショニングを少し変えて良い』と伝えていたのですが、少し一辺倒だったと思います。もう少し相手に脅威を与えたいと思いますので、チーム全体として何を共有していくかは考える必要があると思います。今日は相手のボランチの食いつきがあったので、ボールにプレッシャーがかかっていないときもあり、その背中をつきたいと思い、後半は西谷選手を中に入れました。あれを前半から見れるようになって流動的になれば、相手の目線は変わる印象はあります」

▪西谷亮選手
－ゴールシーンを振り返って
「入ってよかったです。キーパーがファーに流れているのが見えていたのでシュート性のクロスを上げてニアに誰か入ってきてほしいと思っていたら、思ったよりもきれいに入りました」

－後半は押し込まれる展開の中でのゴールでしたが
「前半のスタートは相手のペースで、どこかで攻撃のアクセントを入れないとこのまま飲まれる雰囲気はあったので、足を振るのを意識していました」

－今季初の２連勝はどうか
「もちろん連勝ができていなくてファン・サポーターの皆さんには申し訳ないと思っていましたが、これで１つの自信にもなりますし、次も落とさず３連勝、４連勝できるようにチーム一丸となってやっていきたいです」

－前節で久しぶりの勝利を挙げて、何か効果はありましたか？
「勝てない時期が続いた中での一勝はチームにとって大きな一歩になりますし、その一歩を無駄にするかしないかは今日の試合で決まるとみんな分かって試合にのぞめたので、前節の勝利が良い影響になりました」

－暫定１７位になりましたが
「今の順位よりも、最終的な順位が大事だと思います。もちろんメンタル的に降格圏ではないというのは良いことですが、逆に緩むことは良くないので、引き続き上を目指してやっていきたいと思います」