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2025.06.01 (Sun) 19:00

第14節岐阜メモリアルセンター長良川競技場

FC岐阜
FC岐阜

1

-

1

高知ユナイテッドSC
高知ユナイテッドSC

1 前半 1

0 後半 0

19分 野澤 陸

32分 三好 麟大

今期から秋田豊監督率いる新顔の高知が相手
得点力は脅威だが岐阜スタイルで退けるのみ

四国4県で唯一、Jクラブが存在しなかった高知県。その空白を埋め、今シーズンJ3に加盟したクラブが高知ユナイテッドSCだ。前身には複数の段階があるが、近年のサッカー史では南国高知FCとして全国地域サッカーリーグ決勝大会 (現在は全国地域サッカーチャンピオンズリーグ) に進出していた2000年代の印象が強い。その後、改称と合併を経て2016年からは「高知ユナイテッドSC」(以下、高知)として新たな歴史を歩んでいる。

 

JFLで5年目を迎えた昨シーズン、Y.S.C.C.横浜との入れ替え戦を制してJ3加盟を決定。しかし現場は体制を継続せず、秋田豊監督を新たな指揮官に迎えてJリーグでのスタートを切った。元日本代表、鹿島アントラーズの秋田氏はいわてグルージャ盛岡の監督または社長としてJ3を経験。いわば水先案内人として、未経験の高知に乞われた印象がある。第13節終了時点での勝点は13でFC岐阜とまったく同じ。岐阜としては、同格の相手として警戒するとともに、上位進出のため絶対に負けられない相手と言える。

 

ツエーゲン金沢、松本山雅FC、福島ユナイテッドFCを相手に勝利を収め、鹿児島ユナイテッドFCやザスパ群馬と引き分けを演じた高知は、決して侮ってはいけない相手だ。松本戦の5得点、福島戦の4得点でわかるように、戦い方が嵌まった時には爆発的な得点力を持っていることも間違いない。しかし前節、栃木シティを相手に一歩も譲らない試合を繰り広げた岐阜が高知をリスペクトしすぎる必要もない。自分たちのスタイルが首位を相手にした時も通用するとわかった以上、今節も岐阜スタイルを継続、ゲームをコントロールしながらチャンスを数多く作っての勝利をめざすのみだ。

 

甲斐健太郎、野澤陸、北龍磨といったセンターラインを軸にメンバーを固めてきている岐阜ではあるが、ここ数試合は新陳代謝で顔ぶれが若干の変化を見せている。先週の天皇杯1回戦で先制点を決めた粟飯原尚平、2アシストの箱崎達也などが示す積極的な姿勢は、チームを活性化させるに足るものだ。初のJ3で残留をめざす高知も士気を高く保っているのかもしれないが、岐阜にもJ2昇格という目標がある。自分たちを信じ、上だけを見て闘えるか。ブレない姿勢で昇格組の高知を退け、『HYPER CHANT』を唄いたい。

(Text by 後藤勝)

PICKUP PLAYER

28

箱崎 達也Tatsuya HAKOZAKI

パスによるチャンス創出と展開力が特長
大卒新人ながら司令塔として攻撃を牽引

ピッチに立つ上で新人かどうかは関係ない。そういう趣旨の言葉を大島康明監督も残している通り、大卒新人のフィールドプレーヤーは全員が公式戦のピッチを踏んでいるが、このところ特に活躍が目につくのは大阪学院大学卒の箱崎達也だ。リーグ戦では直近の2試合に先発フル出場。リーグ戦が休みとなった先週は天皇杯1回戦に先発フル出場し、2アシストの結果を残している。

 

昨年、FC岐阜の練習に参加した時点で評価が高く、即戦力の期待を背負い加入が決まった。岐阜にやってくる直前の年末に開催されていた冬の全国大会、インカレ (第73回 全日本大学サッカー選手権大会) ではベスト8に進出。同世代のトップクラスとの鍔迫り合いで貴重な経験を積んだ。年間を通しても関西学生サッカーリーグでは21試合出場11アシストの成績でアシストランキング2位。J3に臨むにあたり、自信をみなぎらせるのも当然と言えた。

 

攻撃を組み立てる際の展開力や、スルーパスでのチャンス創出力がセールスポイントの司令塔タイプ。しかしボランチとして守備力も持ち合わせなければいけないという意識はあり、さらには日本代表の守田英正を手本に、ゴール前に進出してフィニッシュに関わろうとする姿勢もある。今シーズン中はボランチではなくトップ下で起用されたこともあったが、幅広い役割をこなしてチームに貢献しようとする姿勢が、今シーズンの岐阜にフィットしていると言える。

 

ボランチをこなせる有力な選手が多く所属する岐阜にあって、その競争の中から新人でありながら先発の座を掴んでいること自体が能力の高さを証明している。そしてこの男がスタートからプレーをするだけで満足することはないだろう。昨年末に大阪学院大学で加入会見をおこなった時から、自分の特長を出して岐阜をJ2に昇格させたいと言っていた箱崎のこと、下位から上位に浮上するきっかけを作るような、ゴールに関わる仕事をやってくれるに違いない。

 

(Text by 後藤勝)

通算対戦成績

メンバー

※順位、勝点等は前節終了時点のものです。

FC岐阜

17位 勝点13 [3勝4分6敗(14得点19失点)]

メンバー 警告 出場 得点
1 GK 茂木 秀
0 0
3 DF 野澤 陸
1080 0
4 DF 甲斐 健太郎
1170 0
5 DF 石田 崚真
274 0
6 MF 井川 空
28 0
7 MF 中村 仁郎
418 0
8 MF 荒木 大吾
549 1
9 FW ドゥドゥ
338 1
10 MF 北 龍磨
998 5
11 FW 佐々木 快
731 1
14 MF 生地 慶充
8 0
15 MF 山田 直輝
134 0
16 MF 西谷 亮
760 2
17 FW 長井 結矢
65 0
19 MF 松本 歩夢
0 0
21 GK 山口 畝良
0 0
22 MF 文 仁柱
776 0
23 DF 萩野 滉大
884 0
24 FW 粟飯原 尚平
570 2
26 DF 大串 昇平
315 0
27 FW 横山 智也
184 1
28 MF 箱崎 達也
491 0
31 GK セランテス
1170 0
32 FW オウイエ ウイリアム
133 0
33 DF キム ユゴン
90 0
37 DF 寺阪 尚悟
0 0
39 MF 泉澤 仁
668 0
40 DF 平瀬 大
0 0
50 GK 後藤 大輝
0 0
55 DF 外山 凌
1035 1

監督

大橋 浩司

高知ユナイテッドSC

16位 勝点13 [3勝4分6敗(21得点25失点)]

メンバー 警告 出場 得点
1 GK 黒川 雷平
0 0
2 DF 吉田 知樹
534 0
3 DF 中田 永一
0 0
4 DF 小林 大智
188 0
5 DF 田辺 陽太
837 0
6 MF 宇田 光史朗
0 0
7 MF 金原 朝陽
149 0
8 MF 高野 裕維
632 0
9 FW 新谷 聖基
520 2
10 MF 佐々木 敦河
368 0
11 FW 小林 心
1010 10
13 FW 得能 草生
0 0
14 MF 瀬尾 純基
0 0
15 MF 小林 里駆
72 0
16 MF 上月 翔聖
1168 1
17 MF 伊藤 綾汰
37 0
18 FW 東家 聡樹
683 1
19 FW 水野 颯太
922 2
20 FW 杉山 伶央
134 1
21 GK 大杉 啓
1170 0
22 DF カン ソンチャン
0 0
23 DF 長井 響
0 0
24 MF 岡澤 韻生
240 0
25 DF 今井 那生
134 0
26 MF 須藤 直輝
658 1
28 DF 朴 勢己
0 0
29 FW 内田 優晟
53 0
30 GK 井上 聖也
0 0
31 GK 小窪 太斗
0 0
35 DF 松本 光平
0 0
37 DF 深川 大輔
315 0
38 DF 鈴木 俊也
935 1
39 FW ジョップ セリンサリウ
0 0
41 GK アルナウ
0 0
66 MF 三好 麟大
527 0
72 DF 福宮 弘乃介
645 0
88 MF 工藤 真人
939 2

監督

秋田 豊

フォーメーション

チームスタッツ

FC岐阜 項目 高知ユナイテッドSC
1.1(10) ゴール 1.6(3)
10.8(11) ドリブル 14.1(4)
16.3(9) クロス 18(5)
430.1(11) パス 287.9(20)
1.2(14) インターセプト 1.2(14)
25.4(9) クリア 26.2(8)
18(11) タックル 21.8(3)
9.0(7) シュート 9.4(6)

※試合平均値。( )内はリーグ順位

得点パターン

FC岐阜 項目 高知ユナイテッドSC
0
PKから
2
1
セットプレー直接
0
1
セットプレーから
5
1
ドリブルから
3
3
クロスから
4
0
スルーパスから
1
5
30m未満のパスから
3
0
30m以上のパスから
0
3
こぼれ球から
3
0
その他
0

ランキング

FC岐阜

ゴール
北 龍磨 5
粟飯原 尚平 2
西谷 亮 2
外山 凌 1
荒木 大吾 1
他3名
アシスト
西谷 亮 2
佐々木 快 2
大串 昇平 1
野澤 陸 1
中村 仁郎 1
他3名

高知ユナイテッドSC

ゴール
小林 心 10
工藤 真人 2
水野 颯太 2
新谷 聖基 2
鈴木 俊也 1
他4名
アシスト
鈴木 俊也 3
須藤 直輝 3
三好 麟大 2
高野 裕維 2
今井 那生 1
他3名

MDP SPONSOR

  • Hibrid-turf
  • 山中製菓

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