MATCHDAY PROGRAMマッチデープログラム
| 日程・会場 | 結果 | 放送 |
|---|---|---|
HOME
2025.07.06 (Sun) 19:00第19節岐阜メモリアルセンター長良川競技場 |
1 -
1 1 前半 0 0 後半 1 6分 佐々木 快 70分 前田 泰良 |


シーズンの折り返し地点となる第19節
巻き返しに向けた姿勢を見せるべき一戦
今後、クラブがめざす戦い方のベースとなるものの構築を期して臨んだ2025シーズンのFC岐阜だったが、前半戦をあと1試合残したJ3第18節終了の段階で20位アスルクラロ沼津まで勝点3差の18位。チームに変化を起こすため、前指揮官である大島康明監督の退任が決定。後任に決まった石丸清隆監督の指揮は第20節となり、前半戦の最終戦となる第19節SC相模原戦には大橋浩司ヘッドコーチの指揮で臨むことになった。
石丸監督の就任が発表されたのは、大島前監督の退任が発表された7月2日から2日後の4日。この間の練習は大橋ヘッドコーチのもとでおこなわれてきていて、フォーメーションを含めてどのような戦術、メンバーになるかはわからない。どれだけのパフォーマンスを発揮できるかも未知数だ。だが、この状況は岐阜の有利に働くかもしれない。岐阜は直近までの相模原の戦いぶりを分析して準備をすることができるが、相模原には岐阜の出方を予想できないからだ。対する岐阜は監督交代という緊急事態を逆手にとり、奇襲を仕掛けることすら可能になる。
監督が交代したばかりとあって、凝った戦術を落とし込むだけの時間はない。この一戦に特化した戦い方を実行するのか、それとも大胆なテストを兼ねて臨むのか。長期的なチーム作りを一度棚上げして目先の勝点を獲りに行くのであれば、自分たちのスタイルを築くというよりも、相手の対策を重視して準備をしていきたいところ。これまで培ってきたものを活かしながら、いかに相手が嫌がるプレーをできるかが焦点となるのかもしれない。今シーズンの前半は用意した戦術をなかなか消化しきれず苦戦しただけに、戦い方を整理し、個々が力を発揮しやすい状態にして試合の日を迎えたいところだ。
対戦相手の相模原は海老名市にスタジアムを新設する計画が浮上、サッカー界の話題となっているが、ピッチ内に眼を転じると前節はラファエル フルタードがハットトリックを達成して勝利を収め、上昇に転じそうな気配を見せている。かつて浦和レッズやベガルタ仙台で活躍した武藤雄樹との2トップは脅威であり、岐阜にしてみれば、いかにこの前線を抑えていくかが重要な問題だ。また、一時現役引退を表明していた島川俊郎がアンカーを務める中盤からボールの供給をどう断つかも考えなければならない。豊富な経験を持つ島川を完全に封じることは容易ではないだろうが、どこまで保持する相手に食いつき、どこから手放すかといったところを明確にできればピンチの回数は減るのではないか。
本来はJ2昇格、プレーオフ圏内進出を目標にしたいところではある。しかし現実を見据えれば、まずはJ3残留に焦点を絞り、勝点を積み上げていくことが命題となる。目標を絞り込めば、チームを一つにしやすくなるはず。長良川のスタンドを熱くするような姿勢で、新しいチームは最初の1勝を獲りに行く。
(Text by 後藤勝)
PICKUP PLAYER
22
文 仁柱MUN Inju

技巧派の近代的サイドバック
左右をこなし強度の高い守備も
もともとは中盤を務めるプレーメーカータイプの選手。しかし朝鮮大学校を卒業後に加入したガイナーレ鳥取でサイドバックを経験すると、そこが主なポジションとなっていく。このコンバートが、現在の文仁柱という個性を際立ったものにしている。
サイドバックというと脚力を活かして直線的にタッチライン際を駆け上がり、クロスを入れるプレーヤーを想像するが、文の場合はテクニックに優れた選手であるため、ボールを保持しながら中に入っていき、他の選手とのコンビネーションによって相手の守備組織を崩していくことができる。このプレーぶりは現代サッカーで言うところの偽サイドバックとも一致するところで、インサイドでボールを持てる、パスを通せるという特長が、岐阜のチームとしてのスタイルにフィットした。
加入一年目の2024シーズンは4バックの左サイドバックで始動し、二年目の今年2025シーズンは左右のサイドバック、ウイングバックをこなしている。最初の2試合こそベンチスタートだったりベンチ外だったりしたが、第3節からはレギュラーの座を射止めて先発出場を継続。ベンチに回った第6節鳥取戦と出場停止の第12節アスルクラロ沼津戦を除き、常に躍動する姿を示してきた。
ただ、ボール扱いが巧みだというだけで試合に出ているというわけではない。文はサイドバックでありながらボランチに匹敵するボール奪取能力を持ち、その回数も多い。相手に寄せていく、ボールを奪いに行く姿勢、ピッチ上にいる限りハードワークを絶やさないそのタフさが信頼を高め、周囲に認めさせる一因になっているのだ。
攻撃だけでなく守備の意識も強く、常に一定の水準を保つ、そうした取り組みを絶やさない文のプロ意識は、まさに苦境にある現在の岐阜に必要なもの。石丸清隆新監督の指揮は第20節ヴァンラーレ八戸戦からとなり、暫定的に大橋浩司ヘッドコーチが指揮を執る今節はメンバーを含めてどのような形で試合当日を迎えるかが不透明だが、たとえ先発ではなかったとしても、文が己に厳しい姿勢を変えることは考えられない。岐阜のため懸命に闘う文のひたむきさに期待したい。
(Text by 後藤勝)
通算対戦成績
| J3リーグ | 2勝4分2敗/得失点0 |
|---|---|
| ホーム戦績 | 2勝1分1敗/得失点2 |
| アウェイ戦績 | 0勝3分1敗/得失点-2 |
直近対戦成績
| 日程・会場 | 結果 |
|---|---|
AWAY
2024.04.06 (Sat) 14:00第8節相模原ギオンスタジアム |
1 -
1 |
HOME
2024.09.14 (Sat) 15:00第28節岐阜メモリアルセンター長良川競技場 |
1 -
2 |
メンバー
※順位、勝点等は前節終了時点のものです。
FC岐阜
19位 勝点17 [4勝5分9敗(21得点28失点)]
| メンバー | 警告 | 出場 | 得点 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 GK | 茂木 秀 |
|
0 | 0 |
| 3 DF | 野澤 陸 |
|
1277 | 1 |
| 4 DF | 甲斐 健太郎 |
|
1620 | 1 |
| 5 DF | 石田 崚真 |
|
274 | 0 |
| 6 MF | 井川 空 |
|
28 | 0 |
| 7 MF | 中村 仁郎 |
|
559 | 0 |
| 8 MF | 荒木 大吾 |
|
549 | 1 |
| 9 FW | ドゥドゥ |
|
562 | 1 |
| 10 MF | 北 龍磨 |
|
1439 | 5 |
| 11 FW | 佐々木 快 |
|
957 | 3 |
| 14 MF | 生地 慶充 |
|
8 | 0 |
| 15 MF | 山田 直輝 |
|
134 | 0 |
| 16 MF | 西谷 亮 |
|
929 | 3 |
| 17 FW | 長井 結矢 |
|
65 | 0 |
| 18 FW | 山谷 侑士 |
|
0 | 0 |
| 19 MF | 松本 歩夢 |
|
0 | 0 |
| 20 DF | 加藤 慎太郎 |
|
0 | 0 |
| 21 GK | 山口 畝良 |
|
0 | 0 |
| 22 MF | 文 仁柱 |
|
1207 | 0 |
| 23 DF | 萩野 滉大 |
|
1141 | 0 |
| 24 FW | 粟飯原 尚平 |
|
910 | 4 |
| 25 FW | ブヴィク ムシティ オコ |
|
0 | 0 |
| 26 DF | 大串 昇平 |
|
333 | 0 |
| 27 FW | 横山 智也 |
|
530 | 1 |
| 28 MF | 箱崎 達也 |
|
693 | 0 |
| 29 FW | 川本 梨誉 |
|
0 | 0 |
| 30 DF | 湯岑 滉生 |
|
0 | 0 |
| 31 GK | セランテス |
|
1620 | 0 |
| 32 FW | オウイエ ウイリアム |
|
141 | 0 |
| 33 DF | キム ユゴン |
|
90 | 0 |
| 37 DF | 寺阪 尚悟 |
|
254 | 0 |
| 39 MF | 泉澤 仁 |
|
744 | 0 |
| 40 DF | 平瀬 大 |
|
270 | 0 |
| 42 MF | 屋嘉比 奏汰 |
|
0 | 0 |
| 50 GK | 後藤 大輝 |
|
0 | 0 |
| 55 DF | 外山 凌 |
|
1485 | 1 |
| 97 MF | 福田 晃斗 |
|
0 | 0 |
SC相模原
15位 勝点20 [4勝8分6敗(19得点24失点)]
| メンバー | 警告 | 出場 | 得点 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 GK | 三浦 基瑛 |
|
398 | 0 |
| 2 DF | 加藤 大育 |
|
1575 | 1 |
| 3 DF | ピトリック |
|
1530 | 0 |
| 4 MF | 島川 俊郎 |
|
1620 | 0 |
| 5 DF | 田代 真一 |
|
432 | 1 |
| 6 MF | 徳永 裕大 |
|
319 | 0 |
| 7 DF | 河野 諒祐 |
|
887 | 0 |
| 8 MF | 大迫 塁 |
|
492 | 1 |
| 9 FW | ラファエル フルタード |
|
528 | 5 |
| 10 MF | 中山 陸 |
|
0 | 0 |
| 11 FW | 武藤 雄樹 |
|
1124 | 4 |
| 14 FW | 髙木 彰人 |
|
790 | 2 |
| 15 MF | 前田 泰良 |
|
30 | 0 |
| 16 DF | 高野 遼 |
|
752 | 0 |
| 17 MF | 竹内 崇人 |
|
1177 | 0 |
| 18 DF | 三鬼 海 |
|
570 | 0 |
| 19 FW | 左部 開斗 |
|
14 | 0 |
| 20 MF | モゥローン |
|
0 | 0 |
| 22 MF | 福井 和樹 |
|
655 | 0 |
| 23 FW | 加藤 拓己 |
|
722 | 2 |
| 24 MF | 杉本 蓮 |
|
273 | 1 |
| 25 MF | 田中 陸 |
|
83 | 0 |
| 26 DF | 西久保 駿介 |
|
18 | 0 |
| 27 MF | 西山 拓実 |
|
298 | 0 |
| 28 DF | 小笠原 佳祐 |
|
203 | 0 |
| 31 GK | 猪瀬 康介 |
|
0 | 0 |
| 33 DF | 常田 克人 |
|
1215 | 0 |
| 36 DF | 中塩 大貴 |
|
304 | 0 |
| 41 MF | 田鎖 勇作 |
|
0 | 0 |
| 46 GK | バウマン |
|
1222 | 0 |
| 54 DF | 綿引 康 |
|
0 | 0 |
| 80 FW | 高井 和馬 |
|
155 | 1 |
| 97 FW | 藤沼 拓夢 |
|
133 | 0 |
| 99 FW | イスマイラ |
|
301 | 0 |
監督
シュタルフ 悠紀リヒャルト
フォーメーション

チームスタッツ
| FC岐阜 | 項目 | SC相模原 |
|---|---|---|
| 1.2(9) | ゴール | 1.1(12) |
| 9.7(13) | ドリブル | 10.4(11) |
| 16.1(10) | クロス | 17.1(7) |
| 434.7(10) | パス | 416.8(11) |
| 1.2(14) | インターセプト | 1.6(6) |
| 26.3(8) | クリア | 24.4(12) |
| 17.4(11) | タックル | 17.7(7) |
| 8.5(11) | シュート | 6.9(19) |
※試合平均値。( )内はリーグ順位
得点パターン
| FC岐阜 | 項目 | SC相模原 |
|---|---|---|
|
0
|
PKから |
0
|
|
1
|
セットプレー直接 |
0
|
|
3
|
セットプレーから |
3
|
|
1
|
ドリブルから |
1
|
|
4
|
クロスから |
7
|
|
0
|
スルーパスから |
0
|
|
7
|
30m未満のパスから |
2
|
|
0
|
30m以上のパスから |
1
|
|
5
|
こぼれ球から |
3
|
|
0
|
その他 |
2
|
ランキング
FC岐阜
| ゴール | |
|---|---|
| 北 龍磨 | 5 |
| 西谷 亮 | 3 |
| 粟飯原 尚平 | 3 |
| 佐々木 快 | 3 |
| 甲斐 健太郎 | 1 |
| 他5名 | |
| アシスト | |
|---|---|
| 外山 凌 | 2 |
| 北 龍磨 | 2 |
| 西谷 亮 | 2 |
| 箱崎 達也 | 2 |
| 佐々木 快 | 2 |
| 他1名 | |
SC相模原
| ゴール | |
|---|---|
| ラファエル フルタード | 5 |
| 武藤 雄樹 | 4 |
| 髙木 彰人 | 2 |
| 加藤 拓己 | 2 |
| 田代 真一 | 1 |
| 他4名 | |
| アシスト | |
|---|---|
| 河野 諒祐 | 3 |
| 竹内 崇人 | 2 |
| 三鬼 海 | 1 |
| 高野 遼 | 1 |
| 杉本 連 | 1 |
| 他3名 | |





