MATCHDAY PROGRAMマッチデープログラム
| 日程・会場 | 結果 | 放送 |
|---|---|---|
HOME
2025.07.21 (Mon) 19:00第21節岐阜メモリアルセンター長良川競技場 |
1 -
1 1 前半 0 0 後半 1 45+2分 粟飯原 尚平 90+5分 百田 真登 |


小田切監督体制で3勝1分1敗
上位第2グループの奈良に挑む
石丸清隆監督が新たな指揮官に就任したFC岐阜の初戦、前節ヴァンラーレ八戸戦はアウェイで1-5の大敗。監督が交代したばかりで戦術も整わない中で苦しい試合だったが、今節の奈良クラブ戦も楽な試合にはならないだろう。J3の上位を見ると、まず勝点43の栃木シティ、勝点41のFC大阪、勝点40のヴァンラーレ八戸が第1グループで並び、次に勝点35のテゲバジャーロ宮崎、勝点32の鹿児島ユナイテッドFC、勝点30の奈良クラブが第2グループで並ぶ状況。勝点27で7位のギラヴァンツ北九州から勝点18で20位の岐阜までが少しずつの差で第3グループを形成していると考えると、奈良は一段階上の相手ということになる。(※J3第20節終了時点)
奈良には勢いがある。J3第14節AC長野パルセイロ戦を最後に中田一三監督が奈良の監督を退任し、ダリオ コーチが暫定的に指揮を執った第15節は高知ユナイテッドSCに敗れこの2試合は連敗。しかし小田切道治監督が指揮を執り始めた第16節ガイナーレ鳥取戦から最新の第20節松本山雅FC戦までは3勝1分1敗と好調。前節こそ非保持をベースとする松本に3失点を喫して小田切体制初の敗戦を味わうことになったが、ここまでに関しては総じて新生奈良の攻撃力、支配力が相手を凌駕するケースのほうが多い印象だ。
一方、岐阜は石丸監督がめざすサッカーの基礎から練習を始めている状況。もちろん前節の5失点を反省してその対策にも乗り出してはいるが、用意されたプランを離れてピッチ上で実際に相手を見て判断し、適切なプレーをしていく本質的な部分、そして前を向いて前進していくための自分たちの整備に時間を割いている。その中でも試合に臨む姿勢の改善で比較的早く修正できる部分に関しては、その努力をこの奈良戦に反映させていきたいところだ。
サマーブレイクまで奈良戦を含めあと2試合。ここで可能な限り勝点を積み上げたいのは山々だが、同時に並行して地力を高めていかなければそもそも勝つ可能性自体が上がらない。技術面で言えば「止める」技術を磨いてボールコントロールの能力を整備し、前へ前へと向かうことができる状態にした上で、守備だけでなく相手陣に入っていく意識を高め、さらに言えば勝負に挑む勇気を獲得しなくてはいけない。ただ勝つのではなく、いかに自分たちの不足を補いその反映として勝点を得るのか。しっかりした目的意識と高い緊張感を維持し、プレーの改善を心がけ、実りある白星を手に入れたい中断前最後のホームゲームとなる。
(Text by 後藤勝)
PICKUP PLAYER
11
佐々木 快Kai SASAKI

難しいシュートほど決まる!?
青森山田卒、天性のストライカー
青森県出身。青森山田高校と新潟医療福祉大学を経てヴァンラーレ八戸でプロデビューと、一貫して北国で経験を重ねてきた佐々木快が、酷暑の岐阜で輝いている。ここまでのキャリアハイは昨シーズン、八戸でのリーグ戦年間10得点。対してFC岐阜に加入した今シーズンはJ3第15節までわずか1得点、先発からも外れて苦しんでいたが、スターティングイレブンに復帰したJ3第16節AC長野パルセイロ戦から爆発。5試合で3得点を決めハーフシーズンを終えた段階でゴール数は4得点となり、昨年の数字に並ぶかそれを追い抜きそうな勢いが出てきた。
もとを辿れば青森山田が初優勝を果たした第95回全国高校サッカー選手権大会のメンバー。小山新、三国スティビアエブス、廣末陸、住永翔、郷家友太、嵯峨理久といった錚々たるチームメイトと晴れの舞台に臨み、埼玉スタジアム2002にて前橋育英高校と対戦した決勝戦ではこの大会で唯一の得点となったゴールを後半44分に左足のシュートで決めている。大差がついた試合ではあったが、最後の最後で9番の面目躍如だった。
その能力が顕現(けんげん)するまでにはJリーグでも一定の時間を要した。コロナ禍中の2021シーズンJ3第1節岐阜戦で後半25分から出場、プロの道を歩み始めたが、第5節いわてグルージャ盛岡戦で左膝前十字靱帯損傷の重傷を負い、長期離脱を強いられた。仕切り直しの2022シーズンも14試合に先発しながら1得点と振るわず。しかし2023シーズンは先発の機会が10試合に留まったにもかかわらず4得点と、浮上の兆しが見えた。2024シーズンは先発に定着した第22節からの17試合で8得点を挙げ、初の年間二桁得点。結果を残し、よりキャリアを充実させようとの願いも込めて岐阜への移籍を成し遂げた。
だが、その岐阜はJ3第20節終了時点で20クラブ中の最下位に沈んでいる。自らの力でチームの今後を切り拓きたいとの想いは強いはずだ。佐々木いわく、選択の余地があるシチュエーションほどシュートを決めることは難しくなるという。むしろ、考える余裕すらなくピンポイントで仕留めなければいけない場面ほど、高い決定力が発揮される。そのせいもあるのか、言われてみればワンタッチでのゴールやヘディングでのゴールが目に付く。絶妙なタイミングで抜け出す背後への動き、ボックス内にまで到達するロングスローなど固有の武器を多く持つ背番号11が、天性の感覚で石丸監督体制初勝利をめざす。
(Text by 後藤勝)
通算対戦成績
| J3リーグ | 0勝2分3敗/得失点-4 |
|---|---|
| ホーム戦績 | 0勝1分1敗/得失点-2 |
| アウェイ戦績 | 0勝1分2敗/得失点-2 |
直近対戦成績
| 日程・会場 | 結果 |
|---|---|
HOME
2024.07.13 (Sat) 19:00第21節岐阜メモリアルセンター長良川競技場 |
1 -
1 |
AWAY
2025.04.05 (Sat) 14:00第8節ロートフィールド奈良 |
1 -
1 |
メンバー
※順位、勝点等は前節終了時点のものです。
FC岐阜
20位 勝点18 [4勝6分10敗(23得点34失点)]
| メンバー | 警告 | 出場 | 得点 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 GK | 茂木 秀 |
|
180 | 0 |
| 3 DF | 野澤 陸 |
|
1403 | 2 |
| 4 DF | 甲斐 健太郎 |
|
1800 | 1 |
| 5 DF | 石田 崚真 |
|
319 | 0 |
| 6 MF | 井川 空 |
|
28 | 0 |
| 7 MF | 中村 仁郎 |
|
614 | 0 |
| 8 MF | 荒木 大吾 |
|
549 | 1 |
| 9 FW | ドゥドゥ |
|
575 | 1 |
| 10 MF | 北 龍磨 |
|
1489 | 5 |
| 11 FW | 佐々木 快 |
|
1125 | 4 |
| 14 MF | 生地 慶充 |
|
8 | 0 |
| 15 MF | 山田 直輝 |
|
134 | 0 |
| 16 MF | 西谷 亮 |
|
1044 | 3 |
| 17 FW | 長井 結矢 |
|
65 | 0 |
| 18 FW | 山谷 侑士 |
|
0 | 0 |
| 19 MF | 松本 歩夢 |
|
0 | 0 |
| 20 DF | 加藤 慎太郎 |
|
0 | 0 |
| 21 GK | 山口 畝良 |
|
0 | 0 |
| 22 MF | 文 仁柱 |
|
1387 | 0 |
| 23 DF | 萩野 滉大 |
|
1271 | 0 |
| 24 FW | 粟飯原 尚平 |
|
1067 | 4 |
| 25 FW | ブヴィク ムシティ オコ |
|
0 | 0 |
| 26 DF | 大串 昇平 |
|
468 | 0 |
| 27 FW | 横山 智也 |
|
552 | 1 |
| 28 MF | 箱崎 達也 |
|
873 | 0 |
| 29 FW | 川本 梨誉 |
|
0 | 0 |
| 30 DF | 湯岑 滉生 |
|
0 | 0 |
| 31 GK | セランテス |
|
1620 | 0 |
| 32 FW | オウイエ ウイリアム |
|
151 | 0 |
| 33 DF | キム ユゴン |
|
90 | 0 |
| 37 DF | 寺阪 尚悟 |
|
267 | 0 |
| 39 MF | 泉澤 仁 |
|
744 | 0 |
| 40 DF | 平瀬 大 |
|
347 | 0 |
| 42 MF | 屋嘉比 奏汰 |
|
0 | 0 |
| 50 GK | 後藤 大輝 |
|
0 | 0 |
| 55 DF | 外山 凌 |
|
1629 | 1 |
| 97 MF | 福田 晃斗 |
|
0 | 0 |
監督
石丸 清隆
奈良クラブ
6位 勝点30 [8勝6分6敗(26得点23失点)]
| メンバー | 警告 | 出場 | 得点 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 GK | 宮澤 樹 |
|
0 | 0 |
| 2 DF | 田頭 亮太 |
|
0 | 0 |
| 3 DF | 澤田 雄大 |
|
823 | 0 |
| 5 DF | 鈴木 大誠 |
|
1158 | 0 |
| 6 DF | 中山 雅斗 |
|
112 | 0 |
| 7 MF | 田村 亮介 |
|
828 | 3 |
| 8 MF | 堀内 颯人 |
|
1193 | 0 |
| 9 FW | 酒井 達磨 |
|
172 | 0 |
| 10 MF | 山本 宗太朗 |
|
404 | 1 |
| 11 FW | 百田 真登 |
|
601 | 4 |
| 13 DF | 都並 優太 |
|
374 | 1 |
| 14 MF | 中島 賢星 |
|
939 | 0 |
| 15 GK | 岡田 慎司 |
|
1207 | 0 |
| 16 DF | 奥田 雄大 |
|
987 | 0 |
| 17 MF | 田村 翔太 |
|
1073 | 5 |
| 19 FW | 関口 智也 |
|
0 | 0 |
| 20 MF | 國武 勇斗 |
|
679 | 3 |
| 21 MF | 戸水 利紀 |
|
127 | 0 |
| 22 DF | 生駒 稀生 |
|
1381 | 0 |
| 23 MF | 岡田 優希 |
|
1565 | 6 |
| 24 FW | 山本 駿亮 |
|
0 | 0 |
| 25 MF | 神垣 陸 |
|
1296 | 0 |
| 28 MF | 川井 大地 |
|
66 | 0 |
| 32 DF | ユ イェチャン |
|
872 | 0 |
| 33 DF | 佐藤 大翔 |
|
453 | 0 |
| 39 MF | 嫁阪 翔太 |
|
156 | 0 |
| 40 DF | 吉村 弦 |
|
1338 | 0 |
| 41 MF | 森田 凜 |
|
298 | 0 |
| 51 GK | 関沼 海亜 |
|
31 | 0 |
| 55 DF | チャナパット |
|
0 | 0 |
| 70 MF | 川谷 凪 |
|
1096 | 3 |
| 92 MF | タワットチャイ |
|
0 | 0 |
| 96 GK | マルク ヴィト |
|
562 | 0 |
| 99 GK | 遠藤 雅己 |
|
0 | 0 |
監督
小田切 道治
フォーメーション

チームスタッツ
| FC岐阜 | 項目 | 奈良クラブ |
|---|---|---|
| 1.2(11) | ゴール | 1.3(9) |
| 9.6(14) | ドリブル | 8.8(17) |
| 16(10) | クロス | 12.4(17) |
| 442.1(8) | パス | 549.6(2) |
| 1.2(13) | インターセプト | 1.2(16) |
| 26.4(7) | クリア | 21.2(18) |
| 17.3(10) | タックル | 16.1(19) |
| 8.5(11) | シュート | 7.7(15) |
※試合平均値。( )内はリーグ順位
得点パターン
| FC岐阜 | 項目 | 奈良クラブ |
|---|---|---|
|
0
|
PKから |
0
|
|
1
|
セットプレー直接 |
0
|
|
4
|
セットプレーから |
5
|
|
1
|
ドリブルから |
3
|
|
4
|
クロスから |
6
|
|
0
|
スルーパスから |
3
|
|
8
|
30m未満のパスから |
5
|
|
0
|
30m以上のパスから |
2
|
|
5
|
こぼれ球から |
2
|
|
0
|
その他 |
0
|
ランキング
FC岐阜
| ゴール | |
|---|---|
| 北 龍磨 | 5 |
| 粟飯原 尚平 | 4 |
| 佐々木 快 | 4 |
| 西谷 亮 | 3 |
| 野澤 陸 | 2 |
| アシスト | |
|---|---|
| 西谷 亮 | 3 |
| 箱崎 達也 | 3 |
| 外山 凌 | 2 |
| 北 龍磨 | 2 |
| 佐々木 快 | 2 |
| 他1名 | |
奈良クラブ
| ゴール | |
|---|---|
| 岡田 優希 | 6 |
| 田村 翔太 | 5 |
| 百田 真登 | 4 |
| 田村 亮介 | 3 |
| 川谷 凪 | 3 |
| 他1名 | |
| アシスト | |
|---|---|
| 岡田 優希 | 4 |
| 中島 賢星 | 4 |
| 吉村 弦 | 2 |
| 神垣 陸 | 2 |
| 川谷 凪 | 2 |





