MATCHDAY PROGRAMマッチデープログラム
| 日程・会場 | 結果 | 放送 |
|---|---|---|
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2025.11.15 (Sat) 14:00第36節岐阜メモリアルセンター長良川競技場 |
2 -
0 1 前半 0 1 後半 0 23分 川本 梨誉 |


現時点でJ3最強の栃木シティを迎え
思い切りの良い攻撃サッカーを貫く
いよいよここからは上位との対戦が続く今シーズンの最終盤。アウェイでテゲバジャーロ宮崎、ホームでFC大阪と対戦する前に、今節岐阜メモリアルセンター長良川競技場に迎えるのは前節、首位に立った栃木シティだ。彼らに飛躍の時が訪れた契機は関東サッカーリーグ1部時代の一部プロ化と今矢直城監督就任。今矢監督体制初年度は全国地域サッカーチャンピオンズリーグ決勝ラウンドの壁に跳ね返されたが、2年目の2023年度大会で優勝を果たしJFLへと復帰。そして2024シーズンのJFLに優勝してJリーグ加盟を果たすと、J3初年度の今シーズンはほぼ自動昇格圏をキープしてきた。
J3第21節時点で首位に立っていた栃木シティが急上昇してきたヴァンラーレ八戸にその座を譲ったのは第22節のこと。以後は八戸が首位を死守していたが、第33節の2強直接対決で栃木シティが八戸を破ったことから優勝争いのムードが激変。第35節で八戸が奈良クラブと引き分け、栃木シティがカマタマーレ讃岐に勝ったことにより順位が逆転。今、栃木シティにはJ3を一年目で突破する勢いと実力がある。田中パウロ淳一も以前、岐阜に在籍していた時と比べてはるかに成長。このリーグで最強のチームと言っていい。
前節、試合運びの拙さでガイナーレ鳥取に敗れた岐阜には少々荷が重い対戦相手であることは間違いない。鳥取戦の失点は相手の前からのプレスに影響を受けてミスが生じてのもので、栃木シティのすばやい寄せに対して抵抗力が弱そうなところも不安材料ではある。一方で救いとなるのは、前回対戦の第13節、0-1で敗れたものの内容的には岐阜のほうが良かったと言ってもよいこと。チャンスが多く、公式記録上のシュート数は5対4で岐阜が上回っていた。当時とは志向する戦い方もスカッドも異なるが、現在の岐阜にもやってやれないことはないはずだ。
堅守の八戸が守りきれず、後半アディショナルタイムの試合終了間際にピーター ウタカの一撃で敗れたことを考えると、栃木シティが引いて守ったら勝点を獲れる相手であるというわけでもない。もちろんポジショニングとスペースへの進入に長けた彼らのスタイル、4-1-2-3という並びへの対策は不可欠だが、基本的には石丸清隆監督が掲げる、常に前を向き、全員がゴール方向へと矢印を向け連動していくサッカーで攻めて圧倒することが勝利のための基本線であるはず。負けてもともと、思い切ってぶつかっていくことこそが、最上の策となるのではないか。
まさに決戦。こういう時こそ応援の力が必要だ。あの八戸すら膝を折る強者に対して攻撃的な姿勢を貫き、『HYPER CHANT』で喜びを分かち合うためにも、全力の声援で選手たちを後押ししていきたい。
(Text by 後藤勝)
PICKUP PLAYER
19
松本 歩夢Ayumu MATSUMOTO

重傷による長期離脱から復活!
右サイドを駆ける力強い槍
2021シーズン加入の松本歩夢は既に古株と言っていいかもしれない。ガンバ大阪ユース時代にガンバ大阪U-23でのJ3出場を果たしていたキャリアがあるとはいえ、関西大学卒業後FC岐阜に加入してすぐのプロデビューは大器の片鱗を感じさせた。その秋に左膝前十字靭帯損傷、左膝内側側副靭帯損傷で長期離脱を余儀なくされたものの、翌年に復帰。2023シーズンと2024シーズンは20試合以上に出場し、特に昨年の終盤はレギュラーとして大活躍。世代交代が進む岐阜にあって、今シーズンはさらなる飛躍を遂げるものと誰もが思っていた。
ところが1月の宮崎キャンプ中にまさかの負傷。しかも左アキレス腱断裂という重傷で、岐阜に加入して二度目となる長期間の離脱が間違いない状況となった。右サイドの攻撃的ポジションに欠員が生じたことはチームとしても痛手だが、このアクシデントは松本自身にももちろん堪える出来事だった。現場への復帰をめざしている間、画面越しに岐阜の試合を観ることが非常に辛かったという。チームに貢献できないこと、己がプレーできないこと、いずれもが苦しかったはずだ。
しかしトレーナー、メディカルスタッフの尽力もあり8月30日のJ3第25節FC琉球戦で今年初のベンチ入り。受傷から7カ月ぶりの復帰は辛抱強いリハビリの賜物だろう。第27節のSC相模原戦、第28節のAC長野パルセイロ戦でそれぞれ後半アディショナルタイムに出場し、ゲームを閉じる仕事でピッチへと帰ってきた松本は、前節ガイナーレ鳥取戦でついに本格的な復活を遂げた。退場者が出て人数が一人少なくなり、3点のビハインドを負った状況で後半37分に右ウイングバックとして投入されると、その2分後に一矢報いる意地のゴールを決めたのだ。昨年11月2日の第35節FC大阪戦以来となる、一年ぶりのゴールだった。
今節、首位の栃木シティを迎え撃つ岐阜にとっては、この松本の完全復活が頼もしい。負傷離脱によってブヴィク ムシティ オコ、出場停止によって山谷侑士を欠く今、突破力と決定力を兼ね備えたアタッカーの出現はもはや補強に等しいもの。もしサイドバック、ウイングバックでの出場となれば、岐阜加入後に磨き上げてきたディフェンス力と持ち前の身体能力で栃木シティの強力な3トップを封じ込める役にも立つ。加入5年目の背番号19が、この大一番で秘密兵器となる。
(Text by 後藤勝)
通算対戦成績
| J3リーグ | 0勝0分1敗/得失点-1 |
|---|---|
| ホーム戦績 | |
| アウェイ戦績 | 0勝0分1敗/得失点-1 |
直近対戦成績
| 日程・会場 | 結果 |
|---|---|
AWAY
2025.05.17 (Sat) 14:00第13節CITY FOOTBALL STATION |
1 -
0 |
メンバー
※順位、勝点等は前節終了時点のものです。
FC岐阜
13位 勝点44 [12勝8分15敗(47得点55失点)]
| メンバー | 警告 | 出場 | 得点 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 GK | 茂木 秀 |
|
1530 | 0 |
| 3 DF | 野澤 陸 |
|
2742 | 3 |
| 4 DF | 甲斐 健太郎 |
|
2162 | 1 |
| 5 DF | 石田 崚真 |
|
568 | 0 |
| 6 MF | 井川 空 |
|
28 | 0 |
| 7 MF | 中村 仁郎 |
|
798 | 0 |
| 8 MF | 荒木 大吾 |
|
647 | 2 |
| 9 FW | ドゥドゥ |
|
746 | 1 |
| 10 MF | 北 龍磨 |
|
2505 | 7 |
| 11 FW | 佐々木 快 |
|
1170 | 4 |
| 14 MF | 生地 慶充 |
|
284 | 0 |
| 15 MF | 山田 直輝 |
|
189 | 0 |
| 16 MF | 西谷 亮 |
|
2265 | 8 |
| 17 FW | 長井 結矢 |
|
65 | 0 |
| 18 FW | 山谷 侑士 |
|
589 | 1 |
| 19 MF | 松本 歩夢 |
|
10 | 1 |
| 20 DF | 加藤 慎太郎 |
|
901 | 1 |
| 21 GK | 山口 畝良 |
|
0 | 0 |
| 22 MF | 文 仁柱 |
|
2481 | 1 |
| 23 DF | 萩野 滉大 |
|
1631 | 0 |
| 24 FW | 粟飯原 尚平 |
|
1221 | 5 |
| 25 FW | ブヴィク ムシティ オコ |
|
256 | 1 |
| 26 DF | 大串 昇平 |
|
486 | 0 |
| 27 FW | 横山 智也 |
|
909 | 2 |
| 28 MF | 箱崎 達也 |
|
1547 | 1 |
| 29 FW | 川本 梨誉 |
|
842 | 2 |
| 30 DF | 湯岑 滉生 |
|
0 | 0 |
| 31 GK | セランテス |
|
1620 | 0 |
| 32 FW | オウイエ ウイリアム |
|
151 | 0 |
| 33 DF | キム ユゴン |
|
90 | 0 |
| 37 DF | 寺阪 尚悟 |
|
267 | 0 |
| 39 MF | 泉澤 仁 |
|
1961 | 3 |
| 40 DF | 平瀬 大 |
|
479 | 1 |
| 42 MF | 屋嘉比 奏汰 |
|
0 | 0 |
| 50 GK | 後藤 大輝 |
|
0 | 0 |
| 55 DF | 外山 凌 |
|
2889 | 1 |
| 97 MF | 福田 晃斗 |
|
603 | 1 |
監督
石丸 清隆
栃木シティ
1位 勝点71 [21勝8分6敗(61得点35失点)]
| メンバー | 警告 | 出場 | 得点 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 GK | 原田 欽庸 |
|
90 | 0 |
| 2 DF | カルロス エドゥアルド |
|
225 | 0 |
| 3 DF | 増田 修斗 |
|
0 | 0 |
| 4 DF | 内田 錬平 |
|
0 | 0 |
| 5 DF | 奥井 諒 |
|
2158 | 1 |
| 6 DF | 西山 大雅 |
|
0 | 0 |
| 7 DF | 鈴木 隆雅 |
|
372 | 0 |
| 8 MF | 森 俊貴 |
|
1270 | 4 |
| 9 FW | 都倉 賢 |
|
382 | 1 |
| 10 MF | 岡庭 裕貴 |
|
2249 | 4 |
| 11 MF | 表原 玄太 |
|
95 | 0 |
| 13 MF | 大嶌 貴 |
|
177 | 2 |
| 14 MF | 関野 元弥 |
|
1732 | 0 |
| 15 DF | 佐藤 喜生 |
|
3122 | 2 |
| 16 MF | 加藤 丈 |
|
1412 | 0 |
| 17 FW | 藤原 拓海 |
|
154 | 1 |
| 19 FW | 村越 健太 |
|
0 | 0 |
| 20 MF | 土佐 陸翼 |
|
1479 | 4 |
| 21 GK | 田中 勘太 |
|
0 | 0 |
| 22 DF | 鈴木 裕斗 |
|
2399 | 0 |
| 23 FW | 吉田 篤志 |
|
623 | 2 |
| 24 FW | 熊野 敬二郎 |
|
8 | 0 |
| 25 FW | 東川 続 |
|
190 | 0 |
| 26 MF | 宇都木 峻 |
|
1060 | 1 |
| 27 DF | 梅澤 魁翔 |
|
0 | 0 |
| 28 MF | 小西 慶太郎 |
|
1292 | 0 |
| 29 GK | 高山 梓 |
|
0 | 0 |
| 31 GK | 相澤 ピーターコアミ |
|
3060 | 0 |
| 32 FW | タオフィック ジブリル |
|
0 | 0 |
| 33 DF | 乾 貴哉 |
|
782 | 0 |
| 39 FW | バスケス バイロン |
|
1005 | 6 |
| 40 FW | 鈴木 国友 |
|
651 | 2 |
| 42 DF | マテイ ヨニッチ |
|
2649 | 5 |
| 77 FW | 田中 パウロ淳一 |
|
2884 | 9 |
| 79 FW | 齋藤 恵太 |
|
511 | 0 |
| 90 FW | ピーター ウタカ |
|
1093 | 8 |
| 99 FW | 平岡 将豪 |
|
1526 | 9 |
監督
今矢 直城
フォーメーション

チームスタッツ
| FC岐阜 | 項目 | 栃木シティ |
|---|---|---|
| 1.3(6) | ゴール | 1.7(2) |
| 11.8(7) | ドリブル | 17.2(1) |
| 18.5(4) | クロス | 21.1(1) |
| 461.4(7) | パス | 423.1(10) |
| 1.4(10) | インターセプト | 1.3(14) |
| 24.7(11) | クリア | 26.1(6) |
| 15.9(18) | タックル | 16.7(14) |
| 10(4) | シュート | 11.3(2) |
※試合平均値。( )内はリーグ順位
得点パターン
| FC岐阜 | 項目 | 栃木シティ |
|---|---|---|
|
1
|
PKから |
3
|
|
1
|
セットプレー直接 |
0
|
|
7
|
セットプレーから |
14
|
|
3
|
ドリブルから |
9
|
|
10
|
クロスから |
13
|
|
3
|
スルーパスから |
3
|
|
13
|
30m未満のパスから |
8
|
|
0
|
30m以上のパスから |
0
|
|
8
|
こぼれ球から |
10
|
|
1
|
その他 |
1
|
ランキング
FC岐阜
| ゴール | |
|---|---|
| 西谷 亮 | 8 |
| 北 龍磨 | 7 |
| 粟飯原 尚平 | 5 |
| 佐々木 快 | 4 |
| 泉澤 仁 | 3 |
| 他1名 | |
| アシスト | |
|---|---|
| 北 龍磨 | 5 |
| 西谷 亮 | 5 |
| 箱崎 達也 | 5 |
| 外山 凌 | 4 |
| 横山 智也 | 4 |
栃木シティ
| ゴール | |
|---|---|
| 田中 パウロ淳一 | 9 |
| 平岡 将豪 | 9 |
| ピーター ウタカ | 8 |
| バスケス バイロン | 6 |
| マテイ ヨニッチ | 5 |
| アシスト | |
|---|---|
| 田中 パウロ淳一 | 12 |
| 土佐 陸翼 | 4 |
| 岡庭 裕貴 | 3 |
| 関野 元弥 | 3 |
| 鈴木 国友 | 3 |









