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6/7(水)天皇杯2回戦 清水エスパルス戦 監督・選手 試合後コメント

上野 優作 監督

 

【試合総括】
次のラウンドに進めたことは非常に大きかったです。ただ、上野選手が前半にアクシデントで怪我をしてしまったので、この勝利を上野選手にみんなでプレゼントしようと。あと、駆けつけてくれたサポーターにプレゼントしようと。みんなの頑張りにおめでとうと、そういった形で試合を締めました。本当に次につながる良い勝利だったと思います。

 

- 清水戦はリーグ戦とスタメンが11人変わったが、その中でも戦い方は変わっていないようにみえたが

「そうですね、守備のところはいつも変わらずにしっかりと相手に対してプレスをかけて、ボールを奪ってカウンターにしようと。ボールはできるだけ保持しようと。なかなか今日はうまくいきませんでしたけど、攻撃で前に進もうという、いくつかのトライは見えたと思っています。そこをもう少し改善できるようにやっていきます」

 

- 前半の無失点が大きかったと思うが

「前半はサイドハーフとサイドバックのスライドがしっかりできていたので、そこで相手のワイドの攻撃はしっかり防げたのかなと思います。ただやっぱり後半内側を使われてだいぶ侵入されましたけど、本当に粘り強く守ってくれたと思います。ただ先ほども言いましたけど、やっぱり攻撃のところでもう少しボールを握れるようになったり、そこがやっぱり課題かなと思っています」

 

- フレッシュな選手たちも躍動していたが、次のラウンドに進んだことについて

「本当に次またしっかり準備して戦いたいと思います。ただリーグ戦がすぐありますので、まずは次のリーグ戦に向けて、今日この後帰ってしっかりと準備したいと思います」

 

- いつもやっているサッカーがJ2の強豪に通用していたところについて

「ちょっと前に戻る話ですけど、キャンプから強度を上げていこうと、J2でも通用できる守備の強度を出していこうということをやってきたことは成果だと思います。ただ最後まで持たない選手もいたので、そこは課題かなと。ただなかなか試合経験がない選手が多く出ていたので、そこを差し引いてもキャンプからやってきた、特に守備のところの横のスライドとか、そこはうまくいったのかなと思います」

 

- 最後のほうは色々なメンバーで、あのあたりはどういう判断か

「フレッシュな選手を真ん中に置こうという判断で、中の選手たちで、例えば、松本選手が足がつりそうだから1個前にするよ、北選手がつってるからもう1個前にするよということを言ってくれて、選手たちがフレッシュな選手を中に固めていくということを判断してやってくれました。当然ベンチからもその用意はしてたんですけど、そういう意味では中の選手たちも成長できたんじゃないかなと思います」

 

- 延長に入ってゴールを守るという執念がすごく見えたが、延長に入るときは選手にどんなポイントを伝えたか

「延長に入るときは、ここまで来たら玉際とか、ボールへプレッシャーをかけるところだとか、攻撃になったらしっかりとボールを握ることだとか、戦術というよりもどちらかというと気持ちの部分に働きかけたほうが大きかったです。延長の後半には前節同様、後ろを5枚にして、前節、鳥取さんとやらせてもらったときに1つオプションができて、それをまた今回使えたということは大きかったと思います」

 

 

久保田 和音 選手

 

- 試合を振り返って

「なかなか試合に絡めてないメンバー中心で若いメンバーが多かったですが、僕がゲームキャプテンとしてチームを引っ張っていこうという意識もありましたし、本当にみんながやってやろうという気持ちが強かったです。それが結果につながってよかったです」

 

- 守備面を振り返って

「普段の練習からやってきた事を、今日しっかりピッチで表現できたので良かったと思います」

 

- ゲームキャプテンとして振り返って

「今日は全員がキャプテン位の感じで他の選手もやってくれていたので、それが良かったと思います」

 

- 今日の勝利は手応えになったのでは

「僕たちにとって与えられたチャンスで結果を出したいと思っていたので、結果につながって良かったです。距離感であったりとか、練習から狭いスペースでボールを受けたりっていうのは自分自身も意識してやっているので、今日それが出せたと思います」

 

- J2クラブを倒したことで自信になったか

「そうですね。コンビネーションであったりとかそういったことはもっと良くなると思うので、もっと試合に出て経験してレベルアップしていきたいです」

 

- 監督から言われたことは

「強度のところは自分の課題だと思っているので、そこをもっともっと上げていければいいなと思ってます。そこを継続してリーグ戦でしっかりやっていこうと思います」

 

 

北 龍磨 選手

 

- 試合を振り返って

「皆さん分かっている通り、こちらは完全にサブメンバーで、いつも出ていないメンバー中心、若手中心。でも昨夜の雰囲気から、やってやろうという気持ちはみんなからすごく出ていました。変に力まず、今日の試合前からいい雰囲気で、ロッカーとかもやっぱりいつも悔しい気持ちがある選手が多かったのですごく声も出ていました。試合前からすごくいい雰囲気で挑めたのが良かったなと思います」

 

- 自分自身のプレーを振り返って

「清水さんも監督が変わってから強度がすごく高く、自分も試合すると決まっていない時から試合を見ていたりしていて、すごく前に前に推進力があるので、イージーなミスをしたら一発で持っていかれるというのも分かっていました。そういう部分で自分も相手のレベルに負けないように中盤のラインで守備の強度を高くというのを意識しました。(ゴールシーンは)あそこにこぼれてくるというのは、持ってるなと思いました。コーナーフラッグに当たってボールが残ったりとか、カップ戦はなにか起きるなっていうのは分かっていたので、足が出て良かったです」

 

- 疲労度的にはどうだったか

「90分終わった時に全然まだいけると思いましたが、延長入って10分15分くらい経ってからきつかったですが、一歩が出ました。日頃の強度の高いトレーニングの成果が出たのかなと思っていました」

 

-試合をしながら勝てるぞという感覚が強くなっていったか

「中で実際にやっていて、できているシーンもあったのでいけるなっていう気持ちもありました。隙がなかなかないのが相手の強みだなっていうのは試合の中で思いました。天皇杯では僕らもこの前までは受けて立つ側で、やっぱり向き合ってきたら嫌だったので、今回は自分たちがチャレンジャーなので、相手は0-0の時間が長ければ嫌だなというのも分かっていました。そういう部分では前半ゼロで折り返せたのは自分たちとしてすごく良かったです」

 

-失点した後に円陣を組んだ理由は

「みんなバラバラいこうとしてたんですけど、やっぱり一回そこでみんな集めた方がいいかなと思って僕と久保田選手で一緒に集めました。やっぱり失点の後はどうしてもネガティブになると思うんですけど、何も落ち込むことじゃないし相手の方が焦ってるっていうのは分かっていたので、自分たちが前向きにやろうと、みんなで意思統一するようにという意味で円陣を組みました」

 

 

田口 裕也 選手

 

- ゴールシーンを振り返って

「浮田選手が裏に抜けた時に、久保田選手とか僕の前に何人かいたので、マイナスが空くかなと思っていました。そこにタイミングよくきたらと思っていたら浮田選手が、本当に優しいボールを出してくれたので、あとは上手く合わせてふかさないように当てるというイメージで打ったらいいコースに飛んでくれて良かったです」

 

- 得点した今の気持ちは

「僕の中では自信につながる良いゴールになったなというのはありますし、僕も含めて普段出場時間が少ない選手が多かったので、そこで自分が今日は点を取らないとという気持ちがあったので、すごく自信につながる良いゴールだったと思います」

 

- どのような気持ちで試合に臨んだか

「正直、悔しい気持ちは全員持っていると思いますし、それがなかったら僕は終わりだと思います。僕達はサブで、このメンバーで練習もずっとやっているので、全員がここで何かを変えてやろうと思っていました。リーグ戦三連勝で調子もいいところに少しでも食い込んでやるという気持ちを全員が持っていたので、それを良い形で試合で表現できたのはチーム全体の底上げにもなりますし、もっとスタメン組をおびやかす存在にというような良いゲームになったと思います」

 

- 全員が全力だったのが勝利の要因か

「そうですね。大卒の選手も含めて、試合中に久保田選手がずっといい声をかけてくれていましたし、大野選手もそうですし、全員が真面目に守備もサボらずやるべきことを徹底できていたのが一番良かったと思います」

 

- 点が取れそうだなという感覚はあったか

「そうですね。無謀なシュートに見えるシーンもあったと思いますが、僕はFWなので足を振っておきたいというのは正直ありました。振れない試合もあるので、振れるということは前を向けているということなので、僕としてはすごくいい感覚でゲームを進められていましたし、どこかで点を取るチャンスは来るだろうなと思っていました」

 

-会心の一撃でしたか

「本当に良かったです。今後の自分にもすごくいいゴールになったと思いますし、俺もいるぞと見せられた試合だったと思います」