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10/22(日) 奈良クラブ戦 監督・選手 試合前コメント

上野 優作 監督

 

- 前回対戦時の奈良の印象は

「前回対戦時はなかなか難しい展開が続きましたが、勝つチャンスも十分にあった試合で、チャンスに決められないと落とす試合になるかなと思っています」

 

- 奈良の監督も色々なことをやってくる印象だが

「ボールを持ったらボールを大事に前進してくるし、スペースをチーム全体でうまく共有して攻めてくる印象です。点を取れる選手がいて、浅川選手が14点取っているので、そこは要注意だと思います。それ以外にも前線の酒井選手など点を取れる選手をしっかり抑えていかないといけないと思っています」

 

- 相手は失点が少ないチームで、岐阜は複数得点を取りたいところだと思うが

「もちろんです。毎回そのつもりで戦っていますし、いつも通り相手が下がる前に攻めきれれば一番いいですし、下がってしまってもそこから崩していく。この前はクロスから点を取れたので、そういったところも続けていきたいと思っています」

 

- どういった部分が組み合えば得点に繋がっていくか。やはり最後の精度になるか

「前回のFC大阪戦でいうと、外と中のタイミングですね。クロスをあげる選手がいつあげるのか、中の選手はいつ上がってくるのかと、そこが合わないとどうしてもノッキングしてしまうので。外と中のタイミングの合わせは今週意識してやりました」

 

- 土俵際の状況だが、ここから勝ち続けていくために必要なことは

「チームとしてのまとまり、チームのためにプレーすることがまず一つ。それから一人ひとりがこのチームをなんとかさせたいという力強い思いを持つことが一つ。具体的には点を取って点を取らせずに勝っていく、当たり前ですけどそこに尽きると思います」

 

 

田中 順也 選手

 

- FC大阪戦のゴールは相手DFとの駆け引きもあったと思うが

「たまたまうまくいきましたが、ああやってファーに逃げながらニアに入ったり、ファーに逃げながらニアに入るふりをしてファーにもう一回逃げたり、最終的にボールにどれだけ早くリアクションできるかなので。クロスの質と自分の動きの質両方がもっと嚙み合えばもっとゴールは増えると思います」

 

- クロスの質も大事になってくる

「足が速い選手もサイドにいるので強引に上げてもいいですが、ちゃんとニアの頭を超えて、駆け引きできる滞空時間があって、相手にクリアされづらいボールがまだまだ少ないと思います。ニアで簡単にクリアされたり、マイナスに蹴ってしまってカウンター食らうとかがあるので、センターバックの間か、センターバックとサイドバックの間を狙うようなボールを常に狙って蹴れるように」

 

- シュート数も多く、ペナルティエリアへの進入会数も多くなっていると思うが

「あとは中のコンビネーションとかを成熟させればもっと外を使えるでしょうし、外のクロスがもっと脅威になればクロスを上げさせたくないという心理で中が空いてくるでしょうし、両方の精度がまだまだ足りないと思います。一人でドリブルでこじ開けられればいいですが、コンビネーションでこじ開けるという作業がもっと成熟しないと個人も活きてこないと思います。クロスの精度と中のコンビネーションの精度、その両方をもっと突き詰めてやっていかないといけないと思います」

 

- FC大阪戦も堅く守られたが、そういう時にコンビネーションが必要か

「一つ目のクロスを良いボール上げて、相手にクリアされてもセカンド拾ったところでボランチから中のコンビネーションを発動させたり、二次攻撃、三次攻撃の厚みを出して、相手のスライドが間に合わないところを突いていくとか。口で言うのは簡単なんですが、押し込める展開が増えているチームだからこそ、こだわるところをこだわっていかないといけないと思います」

 

- そういったところで田中選手の長年の経験が活きてくるかと思うが

「そうですね。最後のところで慌てずに自分のところで引き付けてパスを出すようにするというのを、もっとみんながやるようにして、シュート撃つ人が撃ちやすいボールの球スピードであったり、右足、左足の角度であったり、そういった細かいところをもっと突き詰めてゴール、アシストがチーム全体で増えないとゴール数が増えないので、そこに尽きると思います」

 

 

川上 竜 選手

 

- 良い守備が続いているが手応えは

「ただ一点でも失点はしているので、なおさらもったいないというか。だからこそゼロに抑えないといけないというのもありますし、そこの隙というのはまだまだ改善しないといけないと思います。後ろがゼロで抑えれば、負けることもないし、チームが1点でも取ってくれれば勝てるので、ゼロにこだわって自分自身がもっとそこの意識を高めてやらないといけないと思います」

 

- 押し込めているだけに相手のカウンターに対しての集中力が必要になると思うが

「一発でという怖さは常にあるので、攻めている時も集中は大事だと思います。みんなしていると思いますが、一つひとつの対応をもっと突き詰めてやって、相手のカウンター自体をゼロに抑えるのが一番理想なので、そこは突き詰めてやっていきたいと思います」

 

- 攻撃面でのスタートとして手応えは

「後半戦になって相手もかなり対策してきています。自分のところで落ち着かせるところと揺さぶりのパスというのは前半戦よりも増えているなと感じています。その中でもっと自分のところから縦に刺すシーンを増やしていかないと、相手が対策しているから縦通せませんではこれから先通用しないと思うので。相手が分かっていても通せるような、そんな選手にならないといけないと思いますし、まだまだ課題があるので、自分は満足していないです」

 

- 次の奈良戦に向けて

「毎試合気持ちのところは変わらないですし、次も絶対落とせない相手です。お互い失点が少ないというところで、あまりゲームが動きにくいと予想されますが、自分たちからアクションをおこして先制できるように。後ろはとにかくゼロにこだわって毎試合やっていきたいと思います」

 

- 残り7試合で2位と勝点差7。そこに対してどう意識してやっていきたいか

「残り7試合一つも落とせない状況は変わりないと思いますが、ただ次にくるのは目の前の1試合なので。そこに向けての準備と、5試合先、6試合先とか、そこは今考えても分からないので、とりあえず目の前の1試合に勝つという準備をやり続けたいと思います」

 

- ホームでサポーターが後押ししてくれると思いますが、サポーターに向けて

「岐阜のサポーターはかなり熱くて、ホームでもアウェイでも多くのサポーターが来てくれて、アップ前にみんなの前に行くと燃えたぎるものがあります。そういうところでスイッチを変えてくれる存在なので、なるべく多くサポーターの皆さんと喜びたいという気持ちが強いです」