12/2(土) ギラヴァンツ北九州戦 監督・選手 試合前コメント
- 最終戦に向けた今週のトレーニングは 「ここ3週は変わらず同じことをやっています。最後なので、基本的なところ、走る、戦うとか規律を守るとかそういったところは外せないと思っています。球際だったり切り替えだったりそういったところが出るトレーニングをやっています」 - 川上選手が累積で最終戦に出れないが、そのポジションに求めることは 「誰が出ても同じことをやってくれると思います。川上選手の良さは最終ラインから攻撃のところでの配球なので、そこは川上選手がいなくて当然我々も失うものがあるかと思いますが、ただ、代わりに出た選手にはその選手の良さを出して貰えばいいと思います」 - 攻撃面で積み上げられたものは 「攻撃は、相手陣に押し込んでから点を取るということが、たくさんは出ていないですが、いくつか出せるようになってきました。そこは非常に大きいことだと思います。背後の抜け出しとかスピーディーな攻撃はおそらく去年からの積み上げとかもあると思うので、そこは我々の選手の良さなので絶対的に持っておきたいです。琉球の試合は、逆に守備から攻撃のカウンターがおそらく10シーンくらいあったので、そういったところの精度が上がってくればいいと思います」 - 強みを存分に出して最終戦戦いたいところ 「そうですね。欲張りなんですが、両局面全部大事だと思っていて、攻撃も大事、守備も大事、両局面の切り替えもすごく大事だと思っています。攻撃だけとか守備だけ、カウンターだけとならずに両局面全て上回れるようにやっていきたいと思います」 - 北九州の印象は 「中盤で構えて奪ってカウンターは一つのストロングだと思うので、まずその中盤をしっかりボール保持して背後をついてくというところはやっていきたいです。逆に前線でカウンターの起点とか攻撃陣に怖い選手が数人いるので、そういったところを抑えていきたいと思います」
- 試合でもハードワークしているが、昔から変わらないところ 「それを止めたらサッカー選手じゃなくなるので、そこは自分の中でも意識しています。富山戦はチームの中でも一番走って13キロを超えるくらい走りました。自分の中ではまだ走れる感覚はありますが、試合から遠のいていたこともあって、そこからの疲れで2試合連続出場して、軽く怪我してしまうところまでいってしまうなど、年を重ねてくるとこういうものなのかなと感じていました」 - 最後の試合に向けてチームの攻撃が一つの形になってきたようにみえるが 「まだまだ足りないことはいっぱいあります。ぶれる試合は無くなったと思います。今日全く違うチームだねという日はないかなというのは成長かと思います。もう一つ見ている人を楽しませるには、失点が少ないのはいいことなんですが、FC岐阜のサポーターとしては得点を見たいと思っていると感じるので、1-0の試合も大事ですが、3-0、4-0、5-1、6-2そういった試合がたまにできるチームを目指したいというのもいいのかなと思います」 - 柏木選手が面白いと思うサッカーはどんなサッカーか 「サッカーの本当の醍醐味は相手の逆を突くことだと思います。僕が好きだったプレーは時間を止められる人で、パスの瞬間に時間が止まっている感覚があって、僕も実際に何回もありますし、そういったプレーを見たときにワクワクします。トラップ一つでも、そこからそのターンできたのという意表を突くプレーとか、みんなで連動してパスが出て三人目とかっていうのをもっと見たいと思いますし、それがサッカーの醍醐味だと思います」 - ユニフォームに袖を通すのもあと一回だが、寂しさは感じるか 「今のところあまりないですね。やり切ったというところもあるし、ピッチに立てることは良いことだし楽しいけど、後悔は無いです」 - FC岐阜の勝負強さはどう評価しているか 「勝負強さは身に着けるものじゃなくて勝手に身についていくものなので、なかなか難しいです。そんなに簡単に身につくものではないですし、勝ち癖を知っている選手が今はいないのが現状なので、チームとして勝ち癖を知っていく、勝つことが当たり前になってくると勝者のメンタリティになっていくと思います。そこがまだ足りないと思います。今はだいぶ改善されて失点も少ないですが、2点目、3点目を取りに行くメンタリティが無い分、追いつかれてしまうこともあるので、2点目、3点目を取って勝つぞという勢い、点を取った後にハイプレスをかけていくくらいの試合があれば、相手も驚くんじゃないかなというシーンも多いと思います。こっちからもっと行くぞというチームになっていけばいいと思います。勝ち癖とか勝負強さは経験を積んで強くなっていくものなので、少しでも負けない試合を続ける、負け試合を引き分けに持っていく、そういう試合を増やすのが勝者のメンタリティに変わっていくと思います」
- 現役生活も残りわずかだが今の心境は 「やり切ったという感じがあるので、最後の試合を楽しんで終わろうと思います」 - チームが田中選手と柏木選手をいい形で送り出そうと一枚岩になっていると感じるが、チームの雰囲気はどう感じているか 「選手たちが本当にそう思ってくれていて、最後にいいプレーを見せられたらいいと思いますし、後輩たちが刺激になるようなプレーを見せて終わろうと思います」 - 最終戦、大事にしたいのはどんなところか 「大事にしたいのは90分で勝ち切ること。それはゲームをちゃんと読まないといけないですし、チームが成熟するうえでそこがまだ足りない部分なので、90分間でちゃんとゲームをコントロールして勝ち切ること。その中で自分ができればゴールを取って終わりたいなと思います」 - 昨年に比べてゲーム運びはうまく出来るようになってきているか 「そうですね。それは数字にも出ていますし、守備面での改善は良くなっていると思うので積み重ねていくしかないと思います。来年以降はもっともっと若手が成長して数字を残してチームが昇格できるようになっていったらと思います」 -最終戦は田中選手のファンがいっぱい来ると思うが 「そうですね。僕だけじゃなくて柏木選手もそうですし、最後に勇姿を見たいというサポーターのためにも、一分一秒でも多く出て頑張ろうと思うので楽しみにしてほしいです」 - プロとしての練習はあと1日だが寂しさはあるか 「全くないです。柏木選手も同じ感覚で同じような年の取り方をして、たぶん筋肉から細胞から全部使い果たしている感があるのでこれ以上何も心残りは無いです」