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7/20(土) アスルクラロ沼津戦 試合前コメント

天野 賢一 ヘッドコーチ(暫定監督)

 

- 前節を振り返って

「攻撃に関して、かなりボックスに入っていって良いシーンも作れましたが、1点しか取れなかったのはまだ攻撃の最後の質が足りないと思っています。具体的に言うと、前進はしっかりできていますが、最後のディフェンスラインを突破しきれていないとか、突破してクロスが上がってもゴール前でフリーになれていないとか、最後の点を取るための突破からフィニッシュまでが足りないと思っています。そういったところを今週もトレーニングしています。守備に関しては、プレッシャーが弱くなる時間帯があって、それを改善しないといけないと思っています。失点のシーンもプレシャーが緩くなっている時間帯から背中に入られてクロスで失点という、警戒していたところからやられてしまいました。攻守両面で、良かった点は継続して、反省点は修正して今週も取り組んでいます」

 

- プレッシャーが弱くなるのは終盤の疲れなのか、相手に対応されてしまうからなのか

「我々が今やろうとしているのは出来るだけ高い位置でサッカーをすることです。特に守備と考えているのではなく、ボールを失ったところからプレッシャーに行くことを考えています。なので敵陣でボール失ってそこからダイレクトにプレッシャーを高い位置からいく、それがかからないなら高い位置で陣形を取ったままプレッシャーに行こうと思っています。相手の対応とかもありますが、自分たちの守備の連携面だったり強度の面で続かないところがあるので、90分間連続して出来るのが理想で、トレーニングをして、トライしています」

 

- 得点シーンについては狙っていた形通りの攻撃ができたのは今後に向けて収穫になったと思うが

「再現性のある攻撃を仕掛けたいと思っています。中央からも左右からも攻撃を仕掛けたいと思っていて、どこからでも突破できるのは相手にとって守りづらいはずなので狙っています。あれはたまたま左サイドからでしたが、右サイドから突破してチャンスを作ったときもありますし、何回も繰り返していきたいです」

 

- 沼津はすでに2試合戦っている相手だが印象は

「選手にもそういう話をしました。1勝1敗で、天皇杯で勝ってリーグ戦で負けていると。僕は、沼津さんの一番の特徴は攻守の切り替えだと思っています。切り替えが早く、僕たちもそれを目指しているチームなので、攻守の切り替えの局面で負けないようにやりたいですし、そこで上回れるようにプレーしたいと思います」

 

- 前回は悔しい負け方をして、勝点差も詰まっていて、それだけに次節負けられない試合になると思うが

「前回のリーグ戦の対戦が6月8日で約1ヶ月半経っています。沼津さんも変化していますが、我々も変化しているので、自分たちが変化しているところを次の試合で見せたいと思います。我々がどういう風に変化しているのか、それをピッチで表現して勝点を取ってこれるように頑張りたいと思います」

 

 

文 仁柱 選手

 

- 前回の試合を振り返って

「自分としては攻撃は自分の突破から配球もできて、いい展開から得点もうまれたことは非常に良かったと思います。練習の時から自分と甲斐選手のところからボールを配球していこうと練習の中でもやっていたので、それが前半何度か出せたのは良かったと思います。チームとしては先制点は良い形で取れて、試合前に天野ヘッドコーチから前半1点取って1-0で折り返したらベストと言われていて、その通りになりましたが、後半はあまり自分たちでペースが握れなくて、相手に押し込まれる中で警戒していたクロスから失点をしたのはまだまだ自分たちの詰めの甘さが出た試合だったと思います。暑くなってくる中で、日頃の練習から集中力が欠けるところが出てきたりしているので、それをもう一度練習中から気を引き締めてやっていかないといけないと感じています」

 

- 終盤耐えきる力、追加点を取りに行く力、この両方が当面のテーマになってくると思うが

「この前の試合は特に2点目が取れるシーンが多々あった中で、取り切れないとああいう苦しい展開になるというのは身に染みて感じました。2点、3点取りに行く姿勢をチーム全体で見せれたらと思います。今シーズンを通して1-0で勝っている試合で最後に追いつかれたり、最後に失点するシーンがたくさんあるので、それを絶対改善しないといけないですし、出ている11人含めてみんなで最後まで集中力を切らさずにやっていかないと上にいけないと思います。まず失点しなかったら負けることはないので、自分はディフェンスラインに入っているので自分自身含めて4バックでしっかり最後まで守り切る力を今後つけていかないといけないと思います」

 

- 再現性のある攻撃は今後に向けていい収穫になったと思うが

「奈良戦の前はあまりそういうシーンが出せなかったですが、それに比べて今回は練習の中からも天野ヘッドコーチがやろうとしているサッカーを前半から積極的に自分たちが取り組んで見せることができました。特に前半は非常に良い形で前進してシュートまでいけているシーンもあったので、それを今後どのチームとやっても自分たちがやりたいサッカーを見せれるようにもっと質を高めてやっていかないといけないと思います」

 

- 沼津の印象は

「天皇杯も含めて自分は試合に出ていなかったので外から見ている形でしたが、すごく攻撃も守備も構築されている良いチームだと思います。攻撃力はJ3の中でもトップに近いと思いますが、そこを自分たちが恐れずに守備の部分ではくる相手に対してしっかり守り切るのもそうですし、相手も自分たちと形は似ていると思いますが、しっかり守りつつ自分たちは自分たちのサッカーを見せながら。手強い相手ですが、前回はホームでたくさん応援していただく中で1-5で負けているので、同じ相手には負けられないですし、チーム全員もそう思っています。技術面とか色々話をしましたが、最終的には勝ちたい気持ちや戦う部分が大事になってくるので、それをまず試合に出ている選手がしっかり見せて絶対に勝ちたいと思います」