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8/25(日) Y.S.C.C.横浜戦 試合前コメント

天野 賢一 ヘッドコーチ(暫定監督)

 

- 前節は前半に3失点して難しい展開になったと思うが

「八戸さんに対して当然しっかり準備をしてきましたし、トレーニングも積んできましたし、狙いをもって試合に入りました。立ち上がり失点する10分までも、それほど悪い感じを受けていなかったし、相手はすごくプレッシングにきて引っかけにきていましたが、これはハズせるなと見ていましたし、選手たちもそういう感覚でいたと思います。ただ、ちょっとした球際の負け方とかそういったところからコーナーキックを取られて失点したと。コーナーキックの一つ目で点を取られるのはゲームを進めるうえで非常に痛いので、そこがまず一つ反省点であり、ゲームを難しくした一番の要因だと思います。その後の20分の失点のシーンも、ボールを動かす際のちょっとしたミスがあったというのは選手とも確認しています。ただミスがあって奪われた後、守れるチャンスは十分にあったので、そこのゴール前の守備の弱さが出たシーンだと思います。そこは選手とも共有しましたし、そういったことが起こらないようにトレーニングは積んでいます。3点目の失点、その後やっぱり精神的に少し落ち込んだ部分もあって、相手のプレッシャーも落ち着いてやればはがせるところをうまくジャッジできなくて、押し込まれる部分が増えて、最終的にゴール前の守備の寄せの甘さが出てしまったと思います。ただ選手たちは狙いをもってやってくれているので、そこは続けてやっていきたいと思います」

 

- 特に前半は左サイドから3人4人で絡んで入っていこうという試みはすごく伝わってきたがどう評価するか

「ボックス内にけっこうボールは入っていますが、そこに当然相手もいて。ボックスの中で1対1や2対2になっているシーンもあって、そこまではいけているので、最後合わせるところや、選手たちと今週練習しているのはゴール前で一つ外して足を振っていくこと。そういった積極性が欠けているので、そこは思い切ってやっていこうと話をしています。逆に八戸さんはそういうところで思い切り振ってきたりして、そこに我々は足が出なくて失点したところもあるので、そこは高めていきたいと思います」

 

- ある意味、強引さや一人で完結させてしまうところも必要か

「すごく丁寧に丁寧にやろうとしてくれていて、いつも言っていますが、サッカーの目的はゴールなので、ボールを動かして前向きの選手を作ったら相手の背中に入っていくことです。背後にいくチャンスはいくつかありますが、例えば50/50の可能性だったらやめて丁寧な選択をしてしまうといったシーンが多くあるので、前向きを作ったらもう少し大胆に背後を取ってゴール前に入っていく、もう少し大胆なプレーをしていかないといけないと、今週の練習で強調してやっています」

 

- YS横浜の印象は

「これはクラブカラーだと思いますが、ショートパスで丁寧に繋いでやってくるのは今の監督さんのもとでも一緒だと思います。すごく丁寧にやってくるチームだと思っていて、そういう特徴をしっかり頭に入れながら攻守共にやっていければと考えています」

 

- ホーム2連戦が続いて大事な試合になるが、その辺りどうチームを良い方向に導いていきたいか

「先週から言っていますが、一戦必勝ということでやっています。先週は15試合あってこの1試合にかけると言ってやって、負けてショックの大きい敗戦だったことは間違いないですが、選手たちと一緒になんとかリカバリーして、次の試合に我々がかけていく姿勢を見せようとやっています。残り14戦の内の最初の1試合なので、やはり一戦必勝と考えています。あまり次の試合次の試合というのは正直考える必要はないと思っていて、次のYS横浜戦に一戦必勝で、ここにすべての精力を注ぎこむという意識でやっています」

 

- 5バックをいかに崩すかが課題だが

「やはり5バックで引かれるとスペースを消されるので、これは非常に難しいです。世界のどのレベルを見てもゴール前に9人10人引かれてスペースを消されると崩すのはすごく難しいと思っています。ただ、そういう状況になったらこうやって崩そうというのは選手たちと共有してチャレンジしてくれています。ただ、スペースがある内に攻めるというのはすごく大事で、リードされると相手が引いてしまうこともあるのでリードされないことが大事です。次のYS横浜さんは丁寧にボールを持ってくれるので、逆に自分たちが守備をする時間もあるので、そうなるといい守備をしてカウンターがうてれば、スペースをもった状態で攻撃をできるので、そういうのも狙っています。スペースがある内に速く攻めるのはまず大前提で、引かれたらそれに対して崩しにいく。前向きを作って裏を狙っていく、失ったらダイレクトにプレッシャーをかけて、どんどん相手が前に来ようとしているところを奪って攻めたいと考えています」

 

 

西谷 亮 選手

 

- 前節の振り返りとしては

「入りは自分たちがボールを持ちながら前進ができていましたが、セットプレーやゴール前で体を張れないといったプレーが立て続けに起こると、ああいう難しい試合になると思います。もっと攻撃の形も相手が5枚とか引かれた時にどう出していくかはもっとみんなで考えていかないといけないなと思います」

 

- 下りてボールを受ける動きなどで奮闘していた印象だが、どういう意識でプレーしていたか

「攻撃で点が入らないのは前の選手の責任だと思いますし、前までボールが入っていないと言っても、けっこうあの試合は入ってきていたので、入ってきた後のアイデアや人数のかけ方だったりが足りなかったのでゴールやシュートまでいけていなかったと思います。もっと自分が起点になって、スルーパスやドリブルで相手を1枚2枚はがしてシュートチャンスを作らないと得点は生まれないと思います」

 

- 今週はそのあたりのブラッシュアップに意識をかけたか

「ここ2試合は相手が5バックで、たぶん次のYS横浜さんも5バックだと思います。その相手をどう攻略していくかというので、裏への意識を天野ヘッドコーチから今週は強く言われたので、その裏への意識と自分の足元で受ける良さを出していこうと思います」

 

- 今日も激しい練習だったと思うが手応えは

「今の状況でこれ以上本当に負けられないですし、絶対に勝たないといけないと一人ひとりが思ってやっているのが今日みたいな強度の表れだと思います。逆に言えば今までそれが足りていなかったと思うので、今日のがアベレージになるように、一番若い自分がやらないといけないと思います」

 

- 田口選手が抜けて数字を出す選手が求められる中で西谷選手への期待も高まると思うが

「チームが勝つことが第一ですが、それに伴って攻撃の選手の得点は絶対必要です。1試合1チャンスがあればそれをものにできるような選手になっていけばチームも楽になると思います。簡単に言えば自分がしっかり点を決めればチームは勝ちますし、もっと自分に矢印を向けてチームのために頑張っていきたいと思います」

 

- YS横浜の印象は

「ボールを繋ぐのがとてもうまいチームで、真ん中も流動的に動いてきますし、守備であれば5バックで少し引いてくるイメージがあるので、そこは一人ひとりの質と個の打開力が必要になってくるので、そこで違いを見せれたらと思います」