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11/24(日) FC琉球戦 試合前コメント

天野 賢一 監督

 

- 昇格はなくなったが、負けなしを維持して、前節もいいゲームだったと思うが

「後半できたことを前半からできないといけないと思います。そこにまだ力の足りなさを感じています。大宮が長いボールを入れてきて、そこからの前向きのプレッシャーが強かったので、そこをしっかり良い判断をして外せれば問題なかったですが、選手にはそこの切り替えが非常に速く感じたようで、後半はそこを修正して剝がれるようになったので良い展開になりました。あの強度の切り替えが速い中でもいい判断をしてサッカーができるようになるのが次のステップだと思います」

 

- 後半互角以上に戦えたのは、良い状態で臨めればどこにも負けないという証明にもなったと思うが

「今の状態を早い段階でやらないといけなかったですが、ただ、良い状態にあるのは非常にチームの将来にとってもいいことだと思います」

 

- 今シーズンは攻守のバランスがなかなか取り切れない時期が多かったという話があったが、今は取れていて、シーズン中盤に取り切れなかった要因は

「サッカーにおいて攻守のバランスは重要なテーマで難しい問題です。理由は複合的だと思います。チームの考え方として守備に対する意識というのはなかなか保てない時期があったと思います。攻撃もですが、守備には規律が大事で、一人ひとりの献身性、相手からボールを奪うため、ゴールを割らせないためのチーム戦術もありますが、その中に個人個人の献身性や守備の能力も必要で、そういう部分が足りない時期が少しあったと捉えています」

 

- まだ1試合あって、進化できるチャンスと仰っていたが

「そうですね。大宮で出た課題に対して、特に守から攻の局面、切り替えの部分は前半相手に上回られたので、そういう部分にも今週取り組んでいます。琉球さんも非常に良い攻撃をしてくるチームなので、これまでやってきた守備面でも集大成が出せればと思います」

 

- 昇格がなくなってしまってモチベーションをどう維持するかは難しいところだと思うが、どういう働きかけをしたか

「今日も選手たちに話をしましたが、最後が非常に大事だと。どれだけ勝ちに対して執着心を持ってやれるかというのが一つのカギだと思います。相手も最終戦なので必ず勝ちたいと思ってやってくると思いますが、それを上回る執着心を我々も持ってやりたいと思います。最後勝って締めくくるということは次につなげることなので、非常に大事だという話を今週一週間かけてしています」

 

- 琉球はどんなチームだと見ているか

「攻撃に特化したチームだと思っていますし、非常に強いと思います。意図的に攻撃を組み立ててくるので、良い守備からしっかり取り組んでいかないといけないと思います。良い守備の後に良い攻撃を仕掛けていかないと、相手にボールを持たれてしまう時間が長くなるので、良い守備から良い攻撃を仕掛けていきたいと思います」

 

- セットプレーで得点が取れているが

「セットプレーで取れるのは非常に大きいです。コーチ陣が攻守ともに準備してくれて、選手たちがそれに対して準備してやってきていることが実になっていると思うので、非常に良い方向にいっていると思います。最後の試合でもセットプレーからやられないようにと、セットプレーから得点が取れればと思います」

 

 

文 仁柱 選手

 

- 今のチーム状況はどうか

「昇格は叶わなかったですが、ここ何試合かは練習中から実際の試合中も戦う姿勢や気持ちの部分が見えてきました。チームとしての連携は今シーズン通して良くなってきているので、6試合負けなしの結果で表れているのかと思います」

 

- 大宮戦を振り返って

「まずは勝たないといけなかった試合ですし、ホーム最終戦にあれだけ多くのファン・サポーターが来てくれた中で勝利できなかったのはまだまだ自分たちが甘いと思いました。相手は首位でしたが、恐れず最初の立ち上がりから行こうと話していましたが、大宮さんが前から圧力をかけてきて、前半はそれに負けて自分たちのやりたいサッカーができませんでした」

 

- 攻守のバランスが取れているように見えているが、苦しい時期はバランスをとることに苦労していた印象だが

「悪い時は、どちらかというと自分たちがボールを持てて攻めている時間が多かったですが、そこで点が取れなかったので、攻めているときのリスクマネジメントができていなかったと思います。逆に今自分たちが点を取っているようなカウンターでやられることが多くて、そこの改善ができなくてなかなか勝てなかったのが多かったと思います」

 

- 開幕した時と今では違うサッカーだが、やっていきながら良い落としどころが見つかったのか

「やるサッカーが少し変化して、そこで選手たちも最初は馴染むのに時間がかかりましたが、それをやるのがプロですし、みんなが練習中から積極的にチームメイトとコミュニケーションを図っていました。何か分からないことがあれば天野監督に聞きに行ったり自主的に行動する選手が増えていって、ベテラン含め全員が声を出して良い雰囲気でやれたのが大きいと思います」

 

- 最終節はどう戦いたいか

「昇格は無くなってしまいましたが、このチームでできる最後の試合で、ファン・サポーターにとっても最後の試合なので、しっかり勝ちたいと思います。相手は手強いですが、元ガイナーレ鳥取のスタッフや選手が多いので、戦うのは楽しみです。最後みんなで勝って2024シーズンを締めくくれたらいいなと思います」

 

- 目標が消えた中で自分としては何を見せたいか

「チームのために戦うのが第一で、サッカー選手としてアピールできる場でもあるので、自分の持ち味を発揮してチームの勝利に結びついたらいいなと思います」