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6/7(土) 鹿児島ユナイテッドFC戦 試合前コメント

大島 康明 監督
―今週のトレーニングのテーマは
「先日の試合では高知さんが早いジャッジで裏に走る動きがあって、自分たちのラインコントロールのところで何本かやられていたと感じています。そういった自分たちが修正すべき点と、鹿児島さんのストロングポイントがちょうど一致しましたので、並行して取り組んでいます。ビルドアップのところは相手の要素を入れて、先週やっていたものにプラス、前線のコンビネーションのイメージを持たせたいと思っています」

―高知戦、チャンスが多かった中で1点にとどまったことに関しては
「『壊す』という作業、最後のパワーのところはもっとやっていけると考えています。また、フリーでない状況や、1対1の状況でも勇敢に仕掛けに行くことができれば、試合が変わっていたと思います。
ミスしないプレーを選択するのではなく、成功したときのリターンを取れるような意識をつけていきたいです。積極的なプレーで起こったミスは失点につながらず、怖がったプレーは伝染して失点までつながると思いますので、そういった成功体験はトレーニングの中でどれだけ積んでいけるかだと思います」

―鹿児島ユナイテッドFCの印象は
「かなり強度が高いと思います。知っている選手も多いですが、個の強度、質は高い所にいるチームなので、自分たちが受けに回らないようにしたいと思います」

―約7年半在籍したチームだが、意識することはあるか
「あのスタジアムで戦う難しさは、昨年まではホームの利として知っていますし、選手の背中の推し方、一体感、拍手など後半の最後、しんどいときに助けてもらいました。今回はそれが敵としてある、ということは意識します」

―鹿児島在籍時の思い出は
「選手と真正面からのぶつかり合いをして、それが今の自分の経験値になっていると思います。自分が鹿児島の監督になった時の初勝利が岐阜戦で、次はFC岐阜の監督として鹿児島に行くということは感慨深さもありますが、今はどう戦略を立てて、どうやって倒して、どう今の選手たちを活かすか、ということだけを考えています」

 

外山 凌 選手
―全体練習後にランメニューを行う姿があったが

「30歳を超えてきて、走れなくなる年齢というのは自分で決めてしまうと思うので、プラスアルファでやっていけば自信もつきますし、実際走行距離も必ずチームで一番、二番と上位にいるので、シーズンを通して意識していきたいと思います」

 

―実際のプレーを見ていても状態の良さが見て取れるが

「監督が理想としているサッカーができつつありますが、相手にとって脅威かというとそこまではなっていないと思います。それを自分がもっと体現して、もっとみんなの成功体験を引き出してあげないといけないというところでは、まだまだ自分の実力不足を感じています」

 

―高知戦の振り返りをお願いします

「何回かチャンスがあって1点しか取れていないというところで、そういうあと少しのところが勝敗を分けると思います。最後に戻り切る、構造の部分でちゃんと守って戦術に則って動けるなど、選手1人ひとりがやっていかないといけない部分だと思っています」

 

―ゴール前の迫力、チャンスの質のどちらに問題意識があるのか

「どちらもだと思っています。クロスに対して人数に厚みをかけて、クロスを出す側も大胆にボールを入れていかないといけませんし、自分も映像を見返して『フォワードが良い動きしているのに出せていないな』というシーンもたくさんあります。もっと合ってくればゴールの期待値が上がるのかなと思います」

 

-次節の鹿児島は昨年在籍していたチームだが

「鹿児島全体が応援をしていて、去年も1万人が来場したり、昨年はJ2の中でも来場者が多かったですしスタジアムの雰囲気も良いです。今でも応援してくれる人から『今週は鹿児島に来るの?』と連絡があったりなど、そういう人の前で元気にプレーしている姿を見せたいと思っています」

 

-この選手には仕事させたくない、といった選手はいるか

「特にはいないですが、自分が点を取ってやりたいなと思っています」

 

 ―鹿児島のサッカーの印象について

「去年とは全く違って、縦に早く守備が固く、どんどんゴール前にボールを入れてくるサッカーだと思います。そういうサッカーは怖いですし、警戒したいと思っています。

でも、前からプレスをかけてくるチームで、そこは僕らが得意としなければいけないですし、『来てくれたほうがありがたい』というマインドでやっていますので、苦手な構図ではないと思います」