「そういった感覚ではなく、まだまだやれることがあると思っています」

―ゴールに向かうというベクトルが揃ってきたのでは
「ボールが武器だとしたら、その武器を使わない手はないです。それを保持するのはもったいないですし、ゴールに入れるのが目的です。どのポジションでもそういった意識を持って、一人ひとりに面白いアイデアが生まれてくるのが大切だと思っています」

―3試合連続無失点、前節は「いい守備から良い攻撃」ではなく「いい攻撃から良い守備」という印象も受けたが

「そういったこともよくあることで、バランス良く守られてしまうとカウンターを食らうこともありますし、逆に相手を崩した状態でこちらの切り替えのスイッチが入るとボールを奪えたり、といったこともあります。基本的にボールサイドには数的優位を作り、失った瞬間に囲い込めるような考えでいます」
 

―AC長野パルセイロ戦に向けて

「ハードワークしてしっかりボールを動かしてくるチームで、やっかいなチームだなという印象です。押し込んだ中でサッカーをして、相手の攻撃の圧力を抜けるようにしていきたいです。自分たちとしてはボールを失ったときや攻撃時が隙につながることが多いので、そういったことを少なくするために集中力を高めていきたいです」

「クリーンシートで終われたことがチームとして一番良かったと思います。

攻撃陣は5得点して、後ろはゼロで守り抜くことができましたし、チームとして波に乗れる一戦だったと思います」

―アクシデント的な失点も無くやりきれた

「点を取った後にディフェンスラインも話し合うようにしています。前回の試合も4点目、5点目を取った後も、そういった失点をせずにゼロで終われるように話し合い、集中が切れずに全員で声を掛け合っていました」

―石丸監督のやりたいサッカーを体現でき始めているのでは

「どんどんみんなにも染み付いてきたと思いますし、ゴールに向かうプレーも増えてきました。練習も厳しく、ハードワークも身についていると思います」

―AC長野パルセイロの印象は

「攻撃的なチームで個の力もある印象ですが、まずはそこに負けないのが大切だと思います。僕たちが3連勝しているとかは関係ありませんので、そういったことは考えず、一戦一戦を戦っていきたいです。自分たちとしては相手を見てサッカーをする、相手より走って戦うことが大事になると思います」

―クラブ全体で1万人の来場を目標にしているが

「FC岐阜のスタジアムの雰囲気はすごく好きです。FC岐阜加入以前にアウェイで来たときもサポーターの圧力を感じていましたし、それが今は味方になっているので心強いです。

前回ホームゲームの琉球戦も6,000人が来場してくれて雰囲気が良かったのですが、次はさらに良くなると思うので、FC岐阜を応援してくれる皆さんと絶対に勝ちたいです」