【レポート】7/15日(土)FC今治戦にてカーボン・オフセット及び脱炭素社会啓発イベント実施
FC岐阜主催試合(vsFC今治戦)におきまして、株式会社十六フィナンシャルグループ様のご協力の下、カーボンニュートラルマッチとして、電気使用及び観客の移動に伴い排出されるCO2について、自助努力で削減できない部分をJ-クレジットを活用し、カーボン・オフセットを実施しました。
本試合では、ホームタウンである岐阜県で創出されたJ-クレジットを活用する地産地消の取り組みを実施することで、地球温暖化防止に加えて、地域の活性化にも貢献しています。
また「脱炭素社会を考える日」として岐阜メモリアルセンター芝生広場に、脱炭素に取り組む団体や企業のブースが出展され、多くの来場者に対して脱炭素社会の啓発活動が実施されました。
概要
日時 2023年7月15日(土)第18節vsFC今治戦
場所 岐阜メモリアルセンター長良川競技場
主催者 株式会社岐阜フットボールクラブ
協力 株式会社十六フィナンシャルグループ、岐阜県森林公社、木曽三川水源造成公社
◆カーボンニュートラルとは?(環境省)
温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します。
2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。「排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」※ から、植林、森林管理などによる「吸収量」※ を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。※人為的なもの
カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減 並びに吸収作用の保全及び強化をする必要があります。
◆J-クレジット制度とカーボン・オフセットとは?(環境省)
日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です また、カーボン・オフセットに用いる温室効果ガスの排出削減量・吸収量を、信頼性のあるものとするため、国内の排出削減活動や森林整備によって生じた排出削減・吸収量を認証する「オフセット・クレジット(J-VER)制度」を2008年11月に創設し、2013年度からは、J-VER制度及び国内クレジット制度が発展的に統合したJ-クレジット制度が開始しました。
J-クレジット制度とは、環境省、経済産業省、農林水産省が運営するベースライン&クレジット制度であり、省エネ・再エネ設備の導入や森林管理等による温室効果ガスの排出削減・吸収量をJ-クレジットとして認証しています。2023年3月時点で69の方法論があり、家庭・中小企業・自治体等の省エネ・低炭素投資等を促進し、クレジットの活用による国内での資金循環を促すことで環境と経済の両立を目指しています。
<当日実績>
■入場者数 6,404人
■Jクレジット購入先 岐阜県森林公社13t、木曽三川水源造成公社13t
■オフセット総量 26t-CO2
7月15日(土)FC岐阜の主催試合において、排出されるCO2の総排出量を26tと算出しており、その分をカーボン・オフセットするため、十六フィナンシャルグループ様のご支援により、岐阜県森林公社より森林クレジット13t、木曽三川水源造成公社より森林クレジット13tを購入し、本主催試合のカーボン・オフセットを実施しました。十六フィナンシャルグループ様には、本取り組みにご協力をいただき、深くお礼申し上げます。
<脱炭素社会を考える日イベントの様子>
「脱炭素社会を考える日」として昨年に続き、ファン・サポーター向けの啓発イベントを実施しました。
今回は、11団体によるブースが出展され、各団体、企業の取り組み紹介や体験ワークショップなどが行われ、ファン・サポーターが各ブースを訪れながら、脱炭素社会について学ぶ機会となりました。
出展企業・団体
十六フィナンシャルグループ・岐阜県森林公社
十六FG・岐阜県森林公社・木曽三川水源造成公社の連携による、木育ブースを設置します。本ブースでは、丸太切り、オリジナルコースターづくり、森林パネル展示を予定しております。脱炭素と関連の深い森林について、意識啓発を図りました。
岐阜県・岐阜市・岐阜県温暖化防止推進センター
脱炭素について脱炭素クイズスタンプラリーイベント開催しました。各ブースを周り、体験しながら脱炭素社会づくりについて、学んでいただきました。スタンプを集めて最後に岐阜市ブースで「冷涼タオル」や「省エネグッズ」がプレゼントされました。
山中製菓(株)
RE100%(100%再生可能エネルギー)の電気を利用し、オール電化で製造されたFC岐阜応援のど飴詰め放題を実施しました。FC岐阜の昇格を後押しする寄付(金額任意)を実施しました。集まった寄付金25,110円はクラブへご寄付いただきました。
寄付金額 25,110円
中部電力パワーグリット(株)
SDGsガチャくじや、手回し発電機による省エネ体験、プログラミングアプリゲームを実施しました。たくさんの子どもたちが手回し発電で電気をおこす体験をしていました。
岐阜大学
岐阜大学の脱炭素に関する研究の発表や教育についてのパネル展示され、啓発活動が行われました。また、子ども向けのオリジナルうちわづくり体験が行われ、自分だけのうちわを完成させていました。
岐阜プラスチック工業(株)
植物性由来のプラスチックを利用した包装容器やサッカーなどで使用する練習用の人形、水泳で使用するコースロープなどが展示されました。また、スタッフによる脱炭素社会についてのクイズなども行われました。
丸山木材ホールディングス(株)・FC岐阜
丸山木材ホールディング株式会社ブースでは、天然素材を活用した杉や桧のエキスを活かした化粧品などが展示されました。FC岐阜のパネル展示では、脱炭素社会を実現するためにクラブで取り組んでいることなどが紹介されました。