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■天野 賢一 監督

【試合総括】

「今日の試合は金曜日のゲームでこの試合だけだったので皆さんに見てもらえる良い機会だと思って臨みました。前節は残念ながら福島さんに3-4で負けたので、そこから一週間、立ち直った姿を見せようということで準備してきました。長野さんは非常に力のあるチームで、前への推進力やゴールへ迫る勢いとかプレスの強さがあると分析し、準備をしてきました。前半に関してはなかなか相手のビルドアップに対してプレッシャーをかけきれないシーンが少し多かったです。ビルドアップに関しても意図的に前進できないシーンがありました。ただ、前半の最後に決定的なシーンをつくれたのでそれはとても良くて、0-0で戻ってきました。後半失点はしましたが、逆転まで持っていけたというのは、前節の福島戦でも先に2点取られたけど追いついて、3点目取られたけど一人少ない中でも1点追いつくというのを踏んでいたのもあると思います。今日は最後まで諦めずに攻撃を仕掛けて、逆転できたことは非常に良かったと思います。
ホームのスタジアムに金曜日にも関わらず3,200人ものサポーターが来てくれました。いつも後押ししてくれてありがたいと思います。今日も素晴らしいサポートのおかげで勝てたと思っています。今後も勝ち続けられるように準備していきたいと思います」

－ ビルドアップに苦戦していたということだったが、相手のボールをひっかけてカウンターという狙いの攻撃があったと思うが評価は

「両方狙っています。守備時には相手のボールを引っかけてカウンターを狙っていますし、自分たちのビルドアップになれば相手のディフェンスを剥がしながら前進してゴールまで迫ろうという、両方のことをいつも狙っています。守備に関しては仰るように前半の最後の方に少し引っかけて前に出るシーンをいくつか作れたので、それを後半も出したかったです。ビルドアップに関しても少し上手くいかないシーンも多かったですが、時間がたつにつれて相手のプレッシャーをよく見れるようになって前進していくシーンもあったので、それを後半も続けようということでハーフタイムに修正をかけました」

－ 試合全体を通して相手はタフで、決して優位な試合運びではなかったと思うが、それでも勝ち切れた要因は

「相手のストロングポイントは理解していて、選手にも理解させて臨みました。相手の強みが出たシーンもありましたが、うちの最後まで諦めない姿勢とかゴールシーンも二つとも素晴らしかったと思うので、ああいうのはうちの強みだと思います。最後まで諦めずに交代選手も含めて力を発揮してくれて勝てた試合なので次に続けたいと思います」

－ 逆転勝利は開幕戦以来だったが

「逆転するには力が必要なので、ここでそれが出てきたのはすごく良かったと思います。ただ、継続していることが出てきていると思うので、前節の福島戦の時のような点を取られても取り返すという頑張りが今日に繋がっていると思うので続けて頑張りたいと思います」

－ 北選手がここ3試合結果を出しているが、どういうところが良くなってきているか

「継続だと思います。それぞれの選手たちが自分の課題に取り組んでやってくれている中で、方針として、競争して勝った選手が試合に出ていくということを毎試合やっています。北選手に関しても出れない時期もあって苦しかったと思いますが、そういった中でも自分の良さと足りないところを見つめてトレーニングを続けてくれた結果だと思っています。それは素晴らしいことですので、続けてやっていくことが大事だと思います」

－ 長井選手の起用の意図とどういったポテンシャルを持っているか

「彼は特別指定として入っている選手で、非常に身体能力があってヘディングの高さと抜け出す速さが非常にある選手なので、少しうちにいない選手のタイプです。何週間か前から準備してうまくピッチに立たせることができたので良かったと思います。ポテンシャルがある選手なのでしっかりチーム戦術、個人戦術をより訓練させて、いい選手になれるようにサポートしていきたいです」

－ 同点のシーンで送り出したがどんな思いだったか

「なかなか難しい決断でしたが、彼だけじゃなくて、全員の選手に対して信頼してメンバーに入れているので、思い切って起用しようと思いました。1-1の状況でしたが、なにか仕事ができると思って決断しました。日々のトレーニングも見ていますし、それに対してコーチングスタッフとも常に連携を取りながら選手のことを評価しているので、そういう中で選んだ選手だからこそ思いきって使えたというのはあると思います」

■後藤 大輝 選手

－ 最後のシュートブロック、あれが効いたと思うが

「そうですね。ただそれ以外にもたくさんピンチがあったので。でも最後の勝敗を分けるところはそういうところだなと感じました」

－ 後がない戦いが続く中で、今日一番意識していたことは何か

「僕たちがちゃんと意識を統一して、守備だったり攻撃を明確にして、頭をそろえてプレーすれば全然問題ないと思ってやっていました。前節はその歯車がずれて空いたところを入れられていたので、そこは後ろからの声で意識だけは統一しようと思ってやっていました」

－ 出場停止の選手がいる中で新しいユニットだったが、どんなことを意識して声をかけたか

「今日は岡崎選手がいなかったですが、みんなが弾ける選手で、戦える選手ばかりなので、そこは信頼して変わらずやりました」

－ 最後のビッグセーブを振り返って

「少しオフサイド気味で、ディフェンスも足が止まっていたので、最後は自分が止めるしかないと思って準備したところがあります。セカンドボールに対してディフェンスが戻ってきてくれて、最後コースを限定してプレッシャーをかけたから外してくれたかなと思うので、最後まで体を張ってやっていこうと思います」

－ 負けが許されない状況が続くが、最後まで自分のどんな力を発揮していきたいか

「僕はアグレッシブにやるところがチームに良い影響を与えると分かっているので、良いコーチングをかけて僕がアグレッシブにボールにアタックするのを発揮してチームに貢献していきたいと思います」