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5/25(土)天皇杯1回戦 アスルクラロ沼津戦 監督・選手 試合後コメント

上野 優作 監督

【試合総括】

「まずはたくさんのサポーターに勝利を届けられたこと、最後一緒に勝利を喜ぶことが出来たことを非常に嬉しく思います。天皇杯の県予選は勝ちましたが、それ以外はなかなか勝ちがない中で、対沼津さんという同じリーグを戦う相手に勝てたことは良かったと思います。
前半の狙いは高い位置からボールを奪いにいってショートカウンター、それから攻撃で自分たちが主導権を握るという狙いではありました。相手がいることなので最初はうまくいきませんでしたが、粘り強く戦って前半の半分ぐらいからペースを戻すことが出来て、そこからは自分たちがやろうとしていることが出来たと思います。後半は少し戦い方を変えて、より奪ってカウンターに重点を置いて進めました。勝つための判断で、選手たちはしっかり取り組んでくれたと思います。最後、遠藤選手を入れて後ろ5枚で守り切るという形で、最後は時間との戦いですが、ゼロで終えられて良かったです。GKの上田選手も良いセーブを連発してくれましたし、チーム全体で勝てたことは大きいと思います」

 

- スコア以上に内容の充実度は大きかったと思うが

「まだまこれからだと思います。立ち上がりの悪さ、スムーズさがないと失点していた可能性もありましたし、守備ももっと連動して、ボールを奪ってカウンターを出せないといけないと思います。ただ、兆しがあったと思います。得点のところもワンタッチ背後で石田選手が出ていきましたし、今週石田選手は縦をすごく意識していたのを表現してくれました。そういった動きが少し戻ってきたかなというのは良い収穫だったと思います」

 

- 途中出場で萩野選手がボランチに入ったが意図は

「先週の練習試合でいいパフォーマンスを出してくれました。今苦しい状況で、怪我人もいる中で、萩野選手がボランチで良いプレーをしてくれました。トレーニングでいいパフォーマンスをしている選手が試合に出ていくべきだという、そういう原点に戻ったところです」

 

- 次のリーグ戦に向けて、選手たちにどう繋いで欲しいか

「まず次のラウンドに進めたこと、大会を一つ継続できたことは非常に大きいと話しました。ただ、次はリーグ戦があるのでそちらに向けてまたみんなで一体感をもってやっていこうという話はしました」

 

- 今日の試合を通して田口選手の存在が際立っていたように思うが

「そうですね。ボールを収めることもできましたし、カウンターの起点にもなっていました。ただ、田口選手はもっと出来ると思います。今日も最後カウンターをしっかり仕留めるところだったり、得点を取ることもできますし、今日は良いプレーをしていましたが、もっともっと点に絡むところを求めていきたいと思います」

 

- 欲をいえば追加点が欲しかったと思うが

「2点目というところでは、点を取った後にすぐカウンターのチャンスがありましたが決め切れなかった。あそこで2-0にするというのは大事なポイントだったと思います。あとはセットプレーが多く続いた時に2-0にできればもっと試合を大きく動かせたと思います。ただ、1-0で守り切る、最後は時間との戦いで、遠藤選手を投入するタイミングを見計らっていました。いつもより若干早く入れたと思いますが、上田選手を中心に良く守ってくれたと思います」

 

- チームで天皇杯の位置づけはどう共有しているのか

「いつも選手たちに伝えているのは、目の前の試合が大事、目の前の試合に勝っていこうと話しています。天皇杯だからという話はしていません。ただ、ルヴァンカップに負けた後に選手たちに伝えたのは、大会を一つ失うというのはみんなにとって損失、上位カテゴリーと試合が出来るチャンスを失う、試合に勝つことで得られることをプロとして失っているという話をしました。今日勝ったことで次に上位カテゴリーと試合が出来る。必ず自分たちの成長につながるので、この勝ちは大きい思います」

 

 

藤岡 浩介 選手

 

- 試合を振り返って

「前半上手くいかずに相手のペースでヒヤリとする場面も多かったですが、そこでなんとか上田選手が止めてくれて、後半良い流れを何本か作れたので、決めるチャンスは作れていたと思います。後半は一回ブロックを敷いてカウンターという場面を増やしていこうとチームで話したので、それ狙いで守備から攻撃と監督から指示があったので後半はそういった戦いをしました」

 

- 得点シーンはストライカーの本能がみえたが

「石田選手のクロスが合わなくて相手に当たってこぼれてきたので、うまく決めれて良かったです。多分トラップできなかったですし、無理やりシュートを打ちました。オーバーヘッドはあのタイミングじゃないとキーパーも出てくると思うので打てて良かったです」

 

- クロスが上がってきた時とイメージは違ったか

「クロスはヘディングで合わせたくてニアに走りましたが、相手に当たって合わなくて、相手のクリアミスにうまく反応できて良かったです」

 

- 次の天皇杯2回戦に向けて意気込みを

「いいチームだと思うので、僕たちがやっているサッカーというのをしっかり出せれば勝つチャンスはあると思います。それを目指しながらやりたいと思います」

 

- リーグ戦の悪い流れを断ち切りたいという思いもあったと思うが

「それもあると思いますし、僕もコンディションは上がっていないと思うので、それをしっかり天皇杯で感覚を取り戻せたと思うのでポジティブです」

 

- 白星をファン・サポーターに届けられた

「ずっと勝てていなくて、サポーターの皆さんにも悔しい思いをさせたので、天皇杯ですが勝ちを見せれたのは僕たちも嬉しいです。サポーターもフロントのみんなも嬉しいと思うので、すごくいい試合が出来て良かったです」