KRC Genk海外育成プログラム REPORT #3
世界基準の中で最後まで挑戦、現地プログラムを修了
KRC Genkでの海外育成プログラムも、いよいよ最終盤を迎えました。
活動序盤では、施設やトレーニング、現地選手とのプレーを通して、日本とは異なる育成環境や身体能力、プレースピード、言葉や文化の違いを体感した8選手。
その後、KRC Genkの選手たちとトレーニングを重ねる中で、自分自身の「通用したこと」と「足りなかったこと」に向き合い、周囲を見ること、考えること、自分からコミュニケーションを取ることなど、それぞれが自分のプレーを変えようとチャレンジしてきました。
現地での活動も残りわずかとなる中、8選手は最後までKRC Genkの環境の中で、多くのことを吸収しようと活動を続けました。
プログラム最終盤も、選手たちはKRC Genkの選手たちとともにトレーニングに取り組みました。
活動序盤には、慣れないトレーニングの内容を理解することや、言葉の違う相手に自分の思いを伝えることに戸惑う場面もありました。
しかし、日々の活動を重ねる中で、自分からコミュニケーションを取ること、周囲を見ながら次のプレーを考えることなど、それぞれが少しずつ環境に適応しようとする姿も見られるようになりました。
すべてができるようになったわけではありません。
それでも、自分の強みや課題を意識しながら、この環境の中で何ができるのかを考え、8選手は最後までチャレンジを続けました。
(トレーニングに取り組む選手たち)
(ピッチ外でも現地スタッフとコミュニケーションを取る選手たち)
前日にはKRC Genkトップチームのトレーニングを見学し、伊東純也選手、横山歩夢選手ともコミュニケーションを取った機会がありました。
現地時間8月28日(金)には、8選手がKRC Genkトップチームの公式戦、SK Beveren戦を観戦しました。
伊東選手、横山選手はともに先発出場。KRC Genkが4-0で勝利し、伊東選手は今シーズンのリーグ戦初ゴールを記録、横山選手も71分までプレーしました。
前日に直接コミュニケーションを取った伊東選手、横山選手が、翌日にはトップチームの公式戦のピッチでプレーする。
自分たちが活動してきたKRC Genkというクラブの先にあるトップレベルを、より身近に感じる機会となりました。
(トップチームの試合観戦後、伊東純也選手と交流する選手たち)
(試合後、伊東純也選手、横山歩夢選手と記念撮影)
今回のプログラムでは、トップチームの試合を見るだけではなく、選手たち自身がKRC Genkの育成環境に入り、KRC Genkの選手たちと同じピッチでプレーしてきました。
だからこそ、活動序盤にトップチームの試合を観戦した時とは、選手たちの見る視点も少しずつ変わってきています。
プレースピード、ポジショニング、判断、球際、周囲とのコミュニケーション。
自分自身が現地で感じた「通用したこと」と「足りなかったこと」を重ねながら、トップレベルのプレーを間近で見ることも、今回のプログラムならではの経験となりました。
現地には小松社長、竹元SDも入り、選手たちの活動の様子を確認しました。
選手たちと直接コミュニケーションを取り、現地で感じていることや、ここまでの活動について話す時間も設けました。
(現地で選手たちとコミュニケーションを取る小松社長、竹元SD)
選手コメント
現地での活動を終える8選手。今回は、これまでのREPORTでコメントを紹介していない森 宗矢選手、堀 結翔選手が、ベルギーで得たものや自身の変化、帰国後に取り組みたいことを振り返りました。
【森 宗矢 選手コメント】
今回のベルギーで1番得たのは、相手をイメージしてトレーニングすることです。ドリブルやパスコンのトレーニングで、常に相手を意識することをゲンクのスタッフの方は言ってました。ドリブルでは日本と違ってロナウドやネイマールなどが使用した技の練習が多かったです。パスコンはパスを受ける前にチェックの動きをいれたり、相手に背を向けて、ボールを守りながらトラップするイメージでトレーニングしました。ベルギーの選手はワンタッチで簡単にプレーすることが多いので、そういう部分は変わってきました。プレー以外では、コミュニケーションが増えたことです。海外の人はフレンドリーで色んな人と話しました。話す中で英語も少しずつ分かるようになりました。
日本に戻ってからはフィジカルの差を感じたので、体幹トレーニングや筋トレを意識して取り組みます。プレー面では試合をイメージして練習に取り組みたいです。
【堀 結翔 選手コメント】
今回のベルギーで1番得たものは相手のプレスが早く多くの人数に囲まれた時でもすぐ首を振ってターンしたりテクニックを使って抜き去ったりすることができるようになった。また、2部練で練習時間も長い中、強度の高いプレーを続けるためのメンタルも身につきました。
またシュートの精度などドリブルの中でサイドネットに入れるなど何回も練習して以前の自分より成長できました。
渡航前より今の自分は練習終わりでもしっかり食事を取れるようになりました。サッカー面ではボールタッチや右足の精度などこの練習参加を通してよくなりました。
日本に帰ったら海外でも当たり負けしない体作りや2部練の中でもやり遂げる体力、メンタル面などもっと高くしていきたいなと思いました。1日1時間は筋トレをするなど決めてやっていきたいと思います。
今回のベルギーで1番得たものは、1つのトレーニングに対して明確な狙いがあることとオーガナイズの緻密さです。シンプルなメニューの中にも、常に頭を動かしてプレーを求めるような要素やオーガナイズで、常に選手が頭を使ってプレーしなければいけない状況を作り出していました。
また、コーチングにおいても、プレーのミスへの指摘は少なく、逆にチャレンジが感じられないプレーには厳しくコーチングするところも印象的でした。
ピッチや食堂などの環境面、タレント発掘から育成、輩出までのビジョンなど、学ばなければいけないことがたくさんありました。帰国後は、FC岐阜のアカデミーコーチングスタッフと共有する時間を作り、FC岐阜として育成で大切にしている部分を残しつつ、KRC Genkの取り組みや育成の考え方を取り入れられるようにしていきたいです。
今回の経験が、何年後かの未来ある選手を創っていく第一歩だと思い、FC岐阜のアカデミー選手たちにこの経験をしっかり還元していきたいです。そしていつの日か、KRC Genkのような素晴らしいクラブで活躍する選手が岐阜から出てくるように日々の指導に励みたいと思います。
現地でのすべての活動を終え、8選手はKRC Genkでの海外育成プログラムを修了しました。
世界の育成環境に実際に身を置き、現地選手と同じピッチに立つ。日本とは異なるプレースピードや身体能力を体感し、自分自身の強みや課題と向き合う。
そして、言葉や文化の違う環境の中でも、自分から伝え、考え、チャレンジする。
KRC Genkで過ごした時間の中で、8選手はそれぞれ異なるものを見て、感じてきました。
(KRC Genkでの海外育成プログラムを修了した8選手)
世界の育成環境を知ることから始まった今回の挑戦。
実際にその中でプレーすることで、自分の「通用したこと」と「足りなかったこと」を知り、その中で何を変えていかなければならないのかを考えながら、最後までチャレンジしてきました。
KRC Genkでの現地プログラムは、ここで一区切りとなります。
しかし、ベルギーで見たこと、感じたこと、見つけた強みや課題を、これからの日々にどうつなげていくのか。
今回の経験を本当の意味で成長につなげるための8選手の挑戦は、ここからも続いていきます。
次回のREPORT #4では、帰国後に8選手全員で今回の海外育成プログラムを改めて振り返ります。それぞれがベルギーで何を得て、自分自身にどのような変化が生まれたのか。そして、その経験をこれからの成長へどうつなげていくのか。選手たちの言葉を中心に、今回のプログラムを総括します。
・KRC Genk公式サイト「FC岐阜とのアカデミー育成連携を紹介」≪こちら≫
・KRC Genk海外育成プログラム REPORT #1≪こちら≫
・KRC Genk海外育成プログラム REPORT #2≪こちら≫
・KRC Genkとの連携後初、FC岐阜アカデミー選手8名をベルギーへ派遣≪こちら≫
・2026年3月 KRC Genkとの連携発表≪こちら≫











