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KRC Genk海外育成プログラム REPORT #4

ベルギーで得た経験を、次の成長へ

KRC Genkとの連携後初となる海外育成プログラムを終え、FC岐阜U-18U-158選手が帰国しました。

REPORT #1では、KRC Genkの育成環境に入り、日本とは異なるプレースピードや身体能力、トレーニング、言葉や文化など、現地だからこそ感じるさまざまな「違い」を体感しました。

REPORT #2では、現地選手と同じピッチでプレーする中で、自分自身の「通用したこと」と「足りなかったこと」と向き合いました。

REPORT #3では、それぞれが見つけた強みや課題を意識しながら最後まで世界基準の中でチャレンジし、KRC Genkでの現地プログラムを修了しました。

今回のREPORT #4では、8選手が今回の海外育成プログラムを改めて振り返ります。

 

ベルギーで何を得たのか。
自分自身にどのような変化が生まれたのか。
そして、その経験をこれからの成長へどうつなげていくのか。

8選手それぞれの振り返りと、帯同した森島佑太コーチの総括を通して、今回の海外育成プログラムを締めくくります。

 

 

8選手が振り返る、ベルギーで得たものとこれから

世界基準の育成環境に身を置いた約10日間。

同じ経験をしても、そこで感じたことや見つけた課題、これから目指すものは選手それぞれです。

今回の経験を、8選手が振り返ります。

 

U-18 中島 崇仁 選手

今回のベルギーで1番得たものは、体格の差や身体能力の差を現地に来たからこそ実感できたことです。

自分の中で変わったのは、ドリブルの知識やポゼッションでの考え方など、渡航前と比べてスキルや考え方が大きく変わったことです。

今後はこの経験を無駄にせず、プロになるために11日自分と向き合い、技術も身体もさらにパワーアップし、ベルギーに行かせてよかったと思われるよう頑張っていきたいです。

 

U-18 高尾 勇輝 選手

今回ベルギーで、自分から積極的にコミュニケーションを取ることの大切さを学ぶことができました。

渡航前と今の自分で変わったことは、プレー中に常に次のプレーを考えて準備するようになったことです。

今回のベルギーで得た経験を今後のサッカーに活かしていきたいです。
特にコミュニケーションや常に次のプレーを考えて準備することを普段のトレーニングから意識してプレーしていきたいと思います。また今回感じたパスの精度という課題にもこだわり、さらに質を高め成長につなげたいと思います。

 

U-18 森 宗矢 選手

充実した施設環境と、現地選手の突出した敏捷性・狭い局面を打開する技術の高さに圧倒されました。パススピードや状況把握は通用したものの、相手に背を向けたキープや世界レベルのフィジカル差に課題を痛感し、言葉の壁を越えたコミュニケーションの大切さも学びました。帰国後は日々の筋トレや体幹強化に取り組み、常に欧州基準の強敵をイメージしながら、自分の武器を最大限発揮できるタフな選手を目指します。

 

U-18 山川 弘飛 選手

頭の柔軟さやトレーニングの理解力が向上したと思います。他にも球際の強さやファールギリギリのプレーなど、サッカーへの熱も学べました。

またサッカーに対する姿勢が変わったと思います。特に、どんな練習でも全力を尽くし、ミスを恐れない姿勢に変わったと思います。

球際の強さやずる賢さを肌で感じることができたので日本に帰った時にその意識を忘れずに常に全力でプレーをし続けていきたいです。

 

U-15 坂井田 大士郎 選手

サッカーの強度の高さや個人の技術の大切さを実際に体感できたことです。日本と比べてプレーのスピードや強度が高く、個人で相手を突破する技術も優れていると感じました。

ベルギーでプレーして、世界ではもっと高いレベルが求められることを実感しました。自分に足りない部分も明確になり、もっと上手くなりたいという気持ちが強くなりました。

今回ベルギーで感じた日本との違いや、自分に足りない部分を忘れずに、これからの練習に生かしていきたいです。特に強度の高いプレーや個人技術を意識し、今回の経験を成長につなげて、将来は海外でも通用する選手になりたいです。

 

U-15 田中 蓮人 選手

今回のベルギー遠征で一番得たものは、ベルギーのサッカーのクオリティを知り、実際に体感できたことです。

今回の遠征を通して、将来プロになり、海外でもプレーしたいという気持ちがより強くなりました。

同時に、今のままの生活や練習を続けているだけでは、目標としているレベルには到達できないということも実感しました。

今回の経験を一度きりの海外遠征で終わらせず、これからの成長につなげていきたいです。
ベルギーで実際に感じた世界との差を忘れず、自分の基準をもっと高く持って、日々の練習や生活から行動を変えていきたいです。そして、いつか自分もプロ選手として海外でプレーするという目標を実現できるように、今回得た経験をこれからの努力に生かしていきたいです。

 

U-15 堀 結翔 選手

屈強な海外選手に対しても、自身のスピードを活かした突破や首振りのターン、正確なセンタリングは十分に通用すると大きな自信を得ました。その一方で、対人の強さや体幹、細かい局面の技術不足も明確になりました。2部練習をやり抜く中で、タフなメンタルと疲労時の食事管理を学べたので、帰国後は11時間の筋トレを課して当たり負けない身体を作り、前線から圧倒的な走力と決定力でチームを勝たせるFWへと成長します。

 

U-15 吉田 翔哉 選手

今回のベルギーで1番得たものは、ヨーロッパサッカーを通して得た、サッカーの熱です。

渡航前と今では、ヨーロッパサッカーのレベルが高く、自分もヨーロッパで、サッカーをしてみたいと思いました。また、IDPで、自分のこれからのサッカー人生も少しずつ明確になってきたので、頑張りたいです。

今回の経験は日本に帰ってからもそのレベルで、トレーニングをして体に染み込ませ、どんどん高いレベルでサッカーができるようにしたいです。そして、FC岐阜でも多くのサポーターが応援してくださっているので、自分も頑張ります。

 

世界基準を体感して見えたもの

8選手がKRC Genkの育成環境に入り、現地選手とともにトレーニングする中で、FC岐阜アカデミーでこれまで積み重ねてきたものが通用する場面もありました。

「止める・蹴る」といった基礎技術や、ダイレクトプレー、ワンツー、ポゼッションなど味方と連携してプレーする部分、そしてハードワークや献身的に守備へ取り組む姿勢です。

一方で、フィジカルや爆発的なスピード、プレーした後も次のプレーを考えて動き続けること、常に思考を止めずにプレーすること、11で相手を打開する創造性など、さらに高めていく必要がある部分も具体的に見えてきました。

世界基準との「違い」を知るだけではなく、自分たちの何が通用し、何をさらに高めていかなければならないのか。

実際にその環境へ入ったからこそ、選手一人ひとりが自分自身の現在地と向き合う機会となりました。

そして、その経験を本当の意味で成長につなげるために重要なのは、ベルギーで感じた基準を日々のトレーニングや生活へ持ち帰ることです。

 

(世界基準を体感した経験を、日々のトレーニングへ)

 

森島佑太 帯同コーチ 総括

今回のプログラムを通して、KRC Genkのトレーニング設計や指導者のアプローチから多くの学びを得ることができました。

シンプルなトレーニングの中にも明確な狙いがあり、選手が常に頭を使いながらプレーすることが求められていました。また、ミスそのものを指摘するのではなく、チャレンジする姿勢を大切にするコーチングも非常に印象的でした。

一方で、世界基準と実際に向き合ったことで、選手たちが日常のトレーニングや生活の中で、さらに意識や取り組みの基準を高めていく必要性も改めて感じました。

選手をさらに高いレベルへ引き上げていくためには、選手だけではなく、私たち指導者自身も日々の基準を高め、継続して選手へ働きかけていくことが重要だと考えています。

FC岐阜アカデミーがこれまで大切にしてきた基礎技術や献身的な姿勢を活かしながら、KRC Genkで得た知見や育成の考え方をアカデミーの指導者間で共有し、日々の指導へつなげていきたいと思います。

今回の経験を一度きりのものにせず、将来、世界の舞台で活躍する選手がFC岐阜から育っていくための一歩として、これからの育成にしっかりと還元していきます。

 

エリートパスウェイ事業を、アカデミーの成長へ

育成普及ダイレクター兼U-15コーチ 田中順也

今回、「第1回海外育成プログラム KRC Genk エリートパスウェイ事業」を無事に終えることができました。立ち上げにあたり、多大なご支援をいただいたクラブおよびアカデミーパートナーの皆さまに、心より御礼申し上げます。

帰国後はオン・ザ・ピッチでのプレーにとどまらず、オフ・ザ・ピッチでも自立した選手としての立ち振る舞いをチームへ還元し、良い影響を与えていくことが重要だと考えております。また、日常のIDP(個別育成プラン)との連動による成長加速に加え、帯同した森島コーチをはじめ指導者層にとってもCPD(継続的指導者育成)の機会となりました。

今後は本事業を継続・発展させ、「エリートパスウェイ事業×IDP×CPD」のサイクルを定着し、選手と指導者が成長できる環境を整えることで、アカデミーからクラブの発展に貢献していきたいと考えています。

 

 

経験を、FC岐阜アカデミーの次へ

今回の海外育成プログラムで得た経験は、ベルギーへ渡った8選手だけのものではありません。

KRC Genkの育成環境で感じたこと、世界基準の中で選手たちが見つけた強みや課題、そして現地の指導者から得たさまざまな学びを、FC岐阜アカデミー全体へつなげていきます。

選手自身が、より高い基準を日常から意識すること。
指導者自身も、選手をより高いレベルへ導くために学び続けること。

海外へ行くこと自体がゴールではありません。

今回の経験を日々のトレーニングや行動へ落とし込み、継続していくことで、このプログラムで得たものを次の成長へつなげていきます。

KRC Genkで見たもの、感じたもの、学んだものを、それぞれの日常へ。

8選手の挑戦、そしてFC岐阜アカデミーの挑戦は、ここからも続いていきます。

「岐阜から世界へ」

FC岐阜はこれからも、選手たちがより高い基準に触れ、自らの可能性に挑戦できる育成環境づくりに取り組んでいきます。

 

Supported by 川崎重工

 

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